僕が使用しているiMac 2017は27インチ。
解像度は5Kになります。
初めてこのiMacの電源をつけた時は、一瞬で5Kディスプレイの美しさに心を奪われたものです。
それと同時に、それまで使っていた旧iMacのフルHDが粗く見えるようになってしまいました。
恐るべし、5Kディスプレイ。
ディスプレイに関して全く不満がありません。
いや、iMac 2017自体に不満がないです。
正直iMac Proには惹かれますが、アレほどのスペックが必要な処理はしませんしね。
デュアルディスプレイ
僕のブログは写真がメインでもあるので、ブログを書きながら写真の編集を行なっています。
ブラウザで調べごともしますので、27インチとはいえ画面の作業領域が足りません。
トラックパッドのジェスチャを駆使してなんとかやりくりしています。
先日、MacBook Pro 2018の13インチを購入しましたけど、これは外出での作業用として購入しましたし、Mac2台での作業は逆に効率が悪くなってしまうんですね。
そこで作業領域を広げるためデュアルディスプレイにすることを決意。モニターを物色しました。
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【追記あり】MacBook Pro 2018 13インチ購入したのでレビュー 〜 4ヶ月使ってみた感想
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ゲーム用ディスプレイ
僕はテレビを見ませんので、PS4とSwitch用にPC用ディスプレイを使っています。
『ASUS ゲーミングモニター 27型フルHDディスプレイ VX278H』です。
そこそこ安いしですし、性能的にもゲームで使うならオススメです。
このディスプレイはHDMIが2つあるので、それぞれPS4とSwitchを繋げています。
どちらかのゲーム電源を入れるとディスプレイの電源が勝手に入るのでとても楽です。
ただこれはゲーム用に買ったのでiMacに使う予定はありません。
というか、ゲームのHDMIケーブルを抜いて、iMacの横に持ってきて、iMacと接続して、終わったらまた戻して〜、なんて作業は面倒過ぎてできません。
デュアルディスプレイの解像度を考える
iMacをデュアルディスプレイにする際、サブディスプレイの解像度をどうしようか悩みました。
選択肢としてはフルHD、4K、5Kです。
画面の大きさに関してはiMacと同じ27インチと決めています。
フルHDは先ほどのゲーム用ディスプレイがあるので、とりあえず試しにiMacと接続させてみることにしました。
iMac 2017はThunderbolt3(USB-C)ですから、AnkerのUSB-C to HDMIケーブルを購入。
フルHDディスプレイ
実際にiMacと接続しました。
設定は一切なしで、ケーブルを繋げるだけで画面は表示されます。
この2つのディスプレイの解像度を比べました。
当たり前ですが、5Kと比べると画面の粗さが気になってしまいます。
この解像度の差ではどうしても作業に集中できません。
この時点で僕の中でフルHDは却下。
USB-C to HDMIケーブルが無駄になってしまったけど、どこかで使い所はあるでしょう。
5Kディスプレイ
選択肢は4Kと5Kになりました。
しかしフルHDを却下した理論でいくと、4Kでもきっと5Kとの違いを感じてしまうような気がします。
であれば、サブディスプレイも5Kにすることを決意。
ただし5Kモニターは選択肢がほとんどありません。
購入できるのは以下の2点。(2018年8月時点)
iiyama 5K モニター ディスプレイ XB2779QQS-S1 ¥87,910(税込)
LG UltraFine 5K Display
5K対応はThunderbolt3。
ディスプレイの価格としては高価過ぎる。
公式のMac対応ディスプレイでありiMac 2017であれば確実に5K出力可能。
iiyama 5K モニター ディスプレイ XB2779QQS-S1
5K対応はDisplayPortのみ(HDMIでは4Kまで)。
LG UltraFine 5K Displayよりも低価格。
iMacで5K出力可能か定かではない。
LG UltraFine 5K Displayを選択したいところですが、ディスプレイに¥156,384はさすがに躊躇しますので、iiyama XB2779QQS-S1の購入を検討しました。
iiyama XB2779QQS-S1の問題点
まず最大の問題としてiiyama XB2779QQS-S1は、iMacから確実に5K出力ができるか分からないということ。
XB2779QQS-S1はDisplayPortのみ5K対応です。
iMacはThunderbolt3なので、もしiMacと接続するとなるとThunderbolt3(USB-C)- DisplayPortの変換ケーブルが必要です。
とりあえずiiyamaのサポートセンターに、5K出力可能なiMac(Thunderbolt3)は対応しているか電話してみました。
その結果は以下。
出入力が両方ともDisplayPortのみの環境で接続検証を行っている。
変換ケーブルの使用は検証してないので分からない。
5K対応のMacであれば大丈夫だとは思うけど、明確には言えないので購入は自己責任で。
結局、サポートセンターでも変換ケーブルの使用は分からないということでした。
まさか検証を一切していないとは。これは困りました。
そんな不明瞭な状態でしたが、Appleの公式サイトを調べたら新しく発売された5K対応のMoshi USB-C - DisplayPortケーブルがありました。
VESA認定の初の5Kケーブルというサイトの説明を読むと問題なさそうな気もします。
この3つの条件であれば5K出力できそうな気もします・・・。
- iMac 2017は5K出力可能。
- XB2779QQS-S1はDisplayPortで5K入力を認識する。
- 変換ケーブルとはいえVESA認定の5K対応DisplayPortケーブルを使用する。
そもそも世の中に5K対応のディスプレイはほとんどない。
Apple公式のディスプレイはThunderbolt3での接続。
ではなぜApple公式サイトで5Kに対応したUSB-C - DisplayPortケーブルが売っているのか?
iMacでDisplayPortの5Kを想定してるからではないのか?
さらにオマケでXB2779QQS-S1のパネルはiMacと同一ということも引っかかりました。
最悪5Kが無理でも4Kで使えるのは間違いない。
しかし4Kであればもっと安いディスプレイがある。
賭けに9万円は払えない。
でもLG UltraFine 5K Displayは高過ぎる。
それであれば安価なXB2779QQS-S1を・・・。
無限ループに陥りました(笑)。
購入決意
一応ネットで情報を探したらMac Pro 2013ではダメだったとありました。
しかし、最新規格のThunderbolt3で、5Kに対応したDisplayPortケーブルもあり、サポートセンターも大丈夫かもしれない(けど確実な返事はできない)とのことから、悩んだ末にXB2779QQS-S1を購入することにしました。
いつまで考えていても仕方がないですし、最悪5K出力ができなかった場合はブログの記事して人柱になろうと。
普段賭け事はしませんが賭けに出ました。
XB2779QQS-S1 購入
5K出力は!?
接続した瞬間とても綺麗だったので、5K出力できてると思いました。
しかし、残念ながら5K出力ならず。
確認したところ、4K(3840x2160)出力でした。
賭けには負けましたが人柱になるという目的は果たしました・・・。
レビュー
4Kといえども表示は本当に綺麗です。
パッと見は5Kと変わりはないように思えますが、5K Retinaディスプレイと比べてしまうと僅かに、ほんの僅かに文字の滲みが気になります。
しかし、写真に関しては違いが分からないレベルです。
作業領域は4Kですので当然5Kより狭いです。
なお、このディスプレイの輝度は僕には高すぎるので最低まで下げましたが、それでもかなり明るくiMacほど下がりません。
そこはRGBの調整でなんとかしました。
並べた時の見た目としてiMacとの相性は最高です。
どう見ても同じパネルですから。
グレアパネルという点もiMacとの相性をあげてくれます(僕はグレアパネルが好きです)。
4Kディスプレイとしては文句のつけようがありません。
ただ、4Kでいいならもっと安いディスプレイの購入をオススメします・・・。
まとめ
5K出力は無理でしたが、それでも充分な解像度ですので、しばらくはこのまま使用します。
MacBook Pro 2018の外付けディスプレイとしても使えますからね。
接続ケーブルもポートも余ってますし。
まあAppleが昔みたいに自社ディスプレイを5Kで出してくれれば改めて購入しますが。
デュアルディスプレイはとても快適です。もうシングルには戻れません。
正直なところ、ファームウェアのバージョンアップでなんとかなりそうな気もしないのですが、どうなんでしょうね。
まあiiyamaは検証をしてないと言っていたので、今後も対応するとは思えませんが。
iiyamaさん、僕が検証しましたよ!
追記