糠平湖周辺にある旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群。
これは廃線となった士幌線の鉄道遺産。
北海道遺産にも選ばれています。
古代ローマの水道橋を彷彿させるアーチ橋たち。
このアーチ橋を機関車が走ってたと思うとワクワクします。
今回はそんな旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群のうち、5つの橋梁へ行ってきたので紹介したいと思います。
ひがし大雪自然館
自然保護や観光センターの施設であるひがし大雪自然館に旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群の情報や地図があります。
コンクリートアーチ橋梁群を回るのであれば立ち寄った方がいいでしょう。
また、タウシュベツ川橋梁の水没情報などもあります。
僕はひがし大雪自然館へ寄りましたが、運悪く休館日だっため、イチかバチかで行ったタウシュベツ川橋梁は見事に水没していました。
旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群
僕が行った橋梁は以下の5つ。
・第四音更川橋梁
・第五音更川橋梁
・三の沢橋梁
・タウシュベツ川橋梁
どれも素晴らしい橋梁で感動。
しっかりと写真を撮ってきました。(水没していたタウシュベツ川橋梁以外)
第三音更川橋梁
鉄筋コンクリートアーチ橋としては、北海道一の大きさを誇る32mの美しい橋です。
桜と釣りの名所泉翠峡という景勝地にかかり、元小屋ダムの静かな湖面に影を落としています。(1936年/長さ71m/国指定登録有形文化財)
引用元:上士幌町 第三音更川橋梁
第四音更川橋梁
国道273号鱒見トンネル北西側に位置しています。
音更川に架かるところは36mの鉄の桁橋でしたが、今は撤去されています。
残ったアーチの上には木が茂り、歳月を感じさせます。(1936年/長さ91m)
引用元:上士幌町 第四音更川橋梁
第五音更川橋梁
国道273号にある滝の沢橋からよく見える大きなアーチ橋です。
10mの無筋コンクリートアーチが連続し、音更川をまたぐところには23mのコンクリートアーチが作られています。(1938年/長さ109m/国指定登録有形文化財)
引用元:上士幌町 第五音更川橋梁
三の沢橋梁
1955年に完成した長さ40メートルのアーチ橋です。
糠平湖沿いの遊歩道と繋がっており、橋の上を歩くことができます。
引用元:上士幌町 三の沢橋梁
タウシュベツ川橋梁
旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群の中でも、特に代表的なコンクリートアーチ橋です。
ダムの水が少ない1月頃から凍結した湖面に姿を現し、水位が上昇する6月頃から沈み始め、8-10月頃には湖底に沈みます。(その年の雨量など、複数の要因により時期は毎年変動しています。)
このように、季節によってその姿が見え隠れするアーチ橋はここだけです。幻の橋といわれる所以です。(1937年/10m×11R)
引用元:上士幌町 タウシュベツ川橋梁
ヒグマ
タウシュベツ川橋梁など場所によっては林の中を歩いて向かうことになります。
そうなると怖いのがヒグマ。
ヒグマ注意の看板をよく見かけました。
僕は11月下旬の平日に行ったのですが、全ての橋梁で他の人とは会いませんでした。
どこの橋梁でもずっと1人。
正直かなり怖くて、ずっとヒグマに警戒してました。
ちなみに、冬季でも出没の可能性はあります。(12/1に帯広市街地でヒグマが出没し処分されました)
熊除けの鈴の携帯をオススメします。
まとめ
旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群はいかがでしたでしょうか?
代表格であるタウシュベツ川橋梁が見られなかったのは残念でしたが、他の橋梁も素晴らしく見応えありました。
僕的には第五音更川橋梁の美しさがとても良かったです。
昭和初期・旧国鉄・廃線・アーチ橋、どれもロマンを感じるワードですし、期待を裏切らない景色が見られます。
もし帯広方面へ行った際はぜひ旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群を見に行ってください。
オススメです。
上士幌町 旧国鉄士幌線アーチ橋梁群 → https://www.kamishihoro.jp/placeguide/00000020/p-1
撮影機材
Nikon Z6
NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S
AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR