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Mac版LightroomにMIDIコントローラーを導入

投稿日:2020/01/25 更新日:

BEHRINGER X-TOUCH MINI

写真の現像はLightroomを使ってます。

今まで散々やってきたので同期やショートカット、カーソルキーを駆使してかなり早く現像できると思います。

それでもさらなる効率を求め、MIDIコントローラーの導入を決めました。

LightroomでMIDIコントローラーを使えば、物理ボタンでパラメーターをグリグリ動かせますからね。

パラメーターが多いものは物理ボタンが最強です。

僕が購入したMIDIコントローラーはBEHRINGER(ベリンガー)X-TOUCH MINI

今回はMacでの設定方法を解説します。

Lightroomに向いてるMIDIコントローラー

まず、MIDIコントローラーの種類によって操作方法が異なります。

絶対値編集相対値編集の2つ。

簡単に言うとノブを回す範囲が決まってるか、無限に回るか。

絶対値だと現像する写真を変えても、ノブの数値は1つ前の数値が引き継がれるのでメチャクチャ編集しにくい。

実際、家にあったMIDIコントローラーで試したところ、絶対値編集のタイプだったので死ぬほど使いづらかったです。

これではMIDIコントローラーを使う意味がない。

逆に作業効率は落ちるしストレスが溜まります。

相対値編集ができるMIDIコントローラーだと、写真を変えるごとにノブの数値もリセットされます。

Lightroomで編集するなら絶対に相対値編集が必要です。

現在Lightroomで相対値編集できるMIDIコントローラーは3種類。

特徴は以下の感じ。

Loupedeck → 3万円超えと高いが安心のLightroom専用機。しかし評判があまり良くない。

Arturia BEATSTEP → 1万円超え。ノブやボタンが豊富で評判もいい。しかしドライバーのインストールやシリアルナンバーのアンロックが面倒かも。

BEHRINGER X-TOUCH MINI → 7,000円ちょっと。ボタン配置がシンプル。ドライバー不要。繋げれば使える簡単さ。

Arturia BEATSTEPX-TOUCH MINIで迷いましたが、シンプルでコンパクトで安価なX-TOUCH MINIを選びました。

ちなみに、ベリンガーは音響機器のメーカー。

安価で性能は良いというコストパフォーマンスが高いメーカーだと思います。

以前僕はDTMをやってたので、ベリンガーのミキサーも持ってます。

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LightroomのMIDIコントローラー化に必要なもの

さて、LightroomのMIDIコントローラー化に必要なものは3つ。

・Lightroom Classic(Classicじゃないと使えません)
・MIDI2LR
・X-TOUCH MINI(MIDIコントローラー)

この3つだけです。

MIDI2LRはダウンロードするだけなので、実質MIDIコントローラーを購入するだけですね。

MIDIコントローラー化の方法

MIDIコントローラー化の方法は超簡単。

① X-TOUCH MINIとMacの接続(USBで繋ぐだけ)。
② MICI2LRをダウンロードしてインストール。
③ MIDI2LRを立ち上げる。
④ Lightroomを立ち上げる。
⑤ ノブやボタンにアサインする。

これだけです。

ベリンガー X-TOUCH MINI

というわけで、X-TOUCH MINIを購入しました。

開封の儀です。

X-TOUCH MINI予想より大きかった。
X-TOUCH MINI内容は本体と説明書とUSBケーブルのみ。
X-TOUCH MINIキーボードとの比較。

X-TOUCH MINIの設定

さて、X-TOUCH MINIをMacで使用するための設定ですが、ぶっちゃけ特にありません。

WinだとX-TOUCH MINIのファームウェアカスタマイズX-touch Editorで設定するらしいのですが、Mac版はファームウェアカスタマイズ自体存在しません。

なので無視で大丈夫です。

付属のUSBケーブルでMacと繋ぐだけで終了

MICI2LRのダウンロード

LightroomのMIDIコントローラー化に絶対必要なのがMICI2LR。Lightroomのプラグインですね。

これがないとMIDIコントローラーもただの箱。

MICI2LRダウンロードはこちらから。無料ですが寄付することもできます。

MICI2LRダウンロード → https://github.com/rsjaffe/MIDI2LR/releases

MacとWinがあるので注意。

Mac版をダウンロードしたら、そのままインストールして終了。

MICI2LRダウンロード

Lightroomを立ち上げる

Lightroom立ち上げるとMIDI2LRも同時に立ち上がります。

これがMIDI2LRの画面。

MIDI2LR

この状態で、X-TOUCH MINIのノブかボタンを押すとMIDI2LR上に該当のノブやボタンが反映します。

そこに好きなコマンドを割り当てるだけ。

MIDI2LR

これだけです。

あとはどんどんアサインしていきます。

アサイン

メニューは日本語になっているのでアサインはとても楽。

「よく使う項目を先頭の方に入れて〜。

いやキッチリ種目別に分けたほうがいいかな?」とか色々考えながらアサイン。

こういう自分なりのカスタマイズって好きなんですけど、ネットで調べるとこれが面倒のようですね。

楽しいのになぁ。

なお、X-TOUCH MINIのボタンの数はノブ×8・ノブを押す×8・ボタン×16・スライダー×1。

さらにレイヤーAとBで分けられるので、ノブ×16・ノブを押す×16・ボタン×32・スライダー×2になります。

しかし僕はそんなにアサインしてません。

使用しない項目まで無理してアサインする必要はないですからね。

アサインした後は保存を忘れずに。

ここで1回設定しておけばLightroomを立ち上げると勝手にMIDI2LRも立ち上がり、そのまま自動的にMIDIコントローラーが使えるようになります。

もちろんいつでもアサインの変更も可能です。

X-TOUCH MINIレイヤーAとBの切り替えはボタンを押すだけなので超簡単。

注意点

MIDI2LRの項目の中にあるLightroom設定をコピーLightroom設定をペースト

使いたかったんですけど、これはアサインしても反応しませんでした。

MIDI2LR

また、Lightroom側でMIDI2LRに設定するショートカットも設定できるのですが、X-TOUCH MINIにアサインしても反応しませんでした。

ここは素直にキーボードのショートカットを使うことにします。

ここら辺がファームウェアカスタマイズできるWinとの違いなのかな。

一応下の写真がLightroomでの設定画面。

ファイル - プラグインエクストラ - 全般オプション

ここでショートカットを設定します。

MIDI2LR

MIDI2LR

まあ、でもそれほど困らないので気にしません。

また、全般オプションの中に一連のコマンドという項目があって、ここにその名の通り一連のコマンドを設定できるようですが、やり方が全く分からないので放置してます。

Lightroomで現像

アサインが終わり、Lightroomで試してみました。

分かってましたが、メッチャ便利!

通常操作では絶対ムリな、露光量を上げながら同時にシャドウを下げるとか余裕です。

これは微調整が楽になるなぁ。

僕のLightroomの現像方法は、自分で作った秘伝のプリセットを全部の写真に同期して、あとは1枚1枚確認しながら削除や微調整。

何万枚とやってきたのでかなり素早くできるようになりましたが、やはり物理ボタンの方が断然効率的。

特に画面をスクロールしなければ出ないメニューをアサインしておくと感動します。

ノイズ除去とか周辺光量補正とか、いちいち下までスクロールする必要がないのは最高!

画面の写真だけに集中できます。

X-TOUCH MINI物理ボタンって本当に素晴らしい。

ラベル作成

自分でアサインしましたが、どこに何をアサインしたか覚えきれない。

それはそれでストレスになるのでラベルを作ってみました。

Illustratorを持ってないのでPhotoshopで作成。

これで迷わず現像ができます。

ただ、そんなに多くアサインしてるわけじゃないから、しばらくすれば位置は全部覚えると思います。

X-TOUCH MINIマットの厚紙にプリント。
X-TOUCH MINIX-TOUCH MINIに両面テープで貼り付け。

追記 アサイン&ラベル見直し

2週間ほど使用してみてアサインを見直しました。

ノブ系は各種数値の変更。

メインのAがよく使う項目、Bが色彩系。

ノブを押すには変更した数値のリセットをアサイン。

これがメチャクチャ便利。

グリグリとノブを動かしても元に戻したかったらノブを押すだけ。

ボタン類はよく使う項目をアサイン。

最終的に作ったラベルはこんな感じです。

今のところこれがベスト。

もうX-TOUCH MINIが手放せません。

Lightroom

まとめ

設定は超簡単、効果は絶大。

これは本当にオススメです。

X-TOUCH MINIは7,000円以上の価値があります。

というか、本来なら3万円超えのLoupedeckだって、その価値はあると思うんです。

以前買おうか悩みましたし。

ただ、どうにも評判が・・・。

たくさんアサインしたい方はArturia BEATSTEPがオススメです。

何れにしても、Lightroomでの現像はMIDIコントローラーを導入すると効率アップは間違いありません。

というか、ノブを回すのが楽しくて無意味に現像したくなります。

そのためには写真を撮らなければいけない。

撮影に行く機会も増える!!

一石二鳥ですね。

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