YouTubeを収益化すると、収益はグーグルアドセンスで管理されます。
その際、収益の支払い方法の設定で、アメリカやシンガポールの税務情報の入力が必要です。
さらに、税法上の居住地の証明を求められます。
これを提出しなくてもアドセンス収入は入るのですが、税制上払う必要のない税金を負担することになります。
アメリカは税率は24%なので、収益の1/4が減ってしまいます。
ですが、居住者証明書を提出すればこの税金はゼロ(日本国内の税金は別です)。
簡単に言うと、日本はアメリカと租税条約を結んでいるので、日本国内で得た収益を日本で納税すればアメリカに税金を払わなくていいというもの。
そのために必要なのが、居住者証明書です。
居住者証明書
当初、私は運転免許証やマイナンバーカードを提出したのですが却下されました。
調べてみると、税務署で発行される居住者証明書が必要とのこと。
居住者証明書と聞くと、凄く面倒なイメージを浮かべてしまいますが、取得は想像以上に簡単でした。
居住者証明書交付の取得方法
居住者証明書の取得手順はたったの3つ。
1 居住者証明書交付請求書に記入
2 税務署へ提出
3 完成後取りに行く
これだけです。
郵送の場合もあるようですが、切手を貼った返信用封筒が必要です。
ちょっと面倒ですし、私は自宅から歩いて30分程の距離に税務署があるので散歩がてら行きました。
居住者証明書交付請求書の記入方法
正直、一番面倒だと思っていた請求書の記入。
驚くほど簡単でした。
国税庁のサイトで、居住者証明書交付請求書を表示。
居住者証明書交付請求書・居住者証明書(租税条約等締結国用)入力用(PDF/211KB)
画面上に直接入力ができます。
私が記載した内容です。
①提出先の税務署
②請求日
③住所(日本語と英語)
英語での住所記載は変換サイトを使えば簡単です。
https://judress.tsukuenoue.com/#google_vignette
④氏名(日本語と英語)・電話番号(090からで問題なし)
⑤提出先の国名(日本語と英語)
シンガポール共和国 Republic of Singapore
⑥空欄のまま
⑦上3つにチェック
⑧必要な証明書の枚数(YouTube用なら1枚でOK)
証明書が1枚必要な場合、この請求書は2枚持っていく
⑨空欄のまま
以上です。
難しいことは何一つありませんでした。
あとはプリントアウトするだけ。
私はYouTube用にグーグルアドセンスへ提出するだけなので、居住者証明書は1枚あれば問題ありません。
請求書を2枚プリントアウトして税務署へ提出します。
⑤〜⑨の実際の記入
税務署へ提出
私は所轄の税務署へ直接提出しました。
記入済みの請求書を受付で渡すだけ。
当日中には完成せず、翌日の13時に完成するので取りに来てくださいとのことでした。
完成後取りに行く
翌日税務署へ行き、居住者証明書を受け取りました。
手数料等はありません。
無料で発行してもらえました。
グーグルアドセンスへアップ
最後に、取得した居住者証明書をスキャンしてアップします。
スキャンの調子が悪かったためiPhoneで撮影(スキャン)したJPEGを、グーグルアドセンスにアップして終了。
アップから3日後に承認され、アドセンス画面が更新。
そしてメールでも承認のお知らせが届きました。
手続きとしては非常に簡単な居住者証明書の発行。
これをしないと無駄な税金を払うことになるので、サクッとやってしまいましょう。