ニコンフェロー後藤哲朗氏をご存知でしょうか?
まあ簡単に言うとニコンのとても偉い人。
数々のカメラ開発に携わってきた方。
Nikon Dfを作ったことでも有名ですね。
僕はDfを購入した時にその名前を知りました。
ミスターニコンです。
恐らくニコンで1番有名な方ではないでしょうか。
その後藤氏が退職を目の前にトークライブを開催するとのこと。
カメラの開発秘話が聞けるかもと期待して行ってきました。
ニコンF発売60周年記念トークライブ
トークライブのタイトルはニコンと私、46年を語る。
場所はニコンミュージアムがある品川インターシティのC棟地下1階会議室。
定員は100名で告知から数日後には満員。
早めに予約しておいてよかった。
トークライブ当日は生憎の雨。
スタートは13:00でしたが、少し遅刻をしてしまい到着は13:04。
受付を終え中に入るとすでにトークライブは始まってました。
ニコンと私、46年を語る
会場に入るとほぼ満席。
パワポとプロジェクターを使ったトークライブのため室内の照明は落としていましたが、ざっと見渡すと年齢層はかなり高め。
僕も若くはないですが、ちょっと場違い感は否めなかった。
まあ誰も気にしないでしょう。
あと入場直後は冷房も効いてなく、雨のせいで蒸し暑い上にちょっと臭いがキツくて最後まで持つか?と心配でした。
が、15分くらい経って空調が効いたのでセーフ。
本当によかった。
トークライブの時間は13:00〜15:00の2時間。
ニコンのイベントは初めてでしたし、後藤氏を見るのも初めてなので、どんな内容になるのか全く想像できなかったのですが・・・。
後藤氏のプライベートから仕事の話まで完全に後藤氏の話題のみ。
まさか、ここまで個人的な内容だとは思わなかった。
後藤氏自身が2時間マイクを握って、自分の人生を振り返り解説するという。
氏の体重推移の話の時なんか、なんでおじさんの体重なんか聞いてるんだろうと。
しかし、話の組み立て方がとても上手く、あまり他人に興味がない僕ですら話に引き込まれました。
後藤氏が生まれた時から学生時代の部活のことまで、趣味のこと、ニコンに入社した1973年から現在までの話、体重推移、残業時間や入社当時の給料、開発秘話、他社の話等々とても楽しかったです。
2時間もあっという間。
このおじさん面白いなと。
そして、自分のことが大好きだなんだなと。
あと思ったのが、プレゼンがめちゃくちゃ上手い人でしょうね。
資料の作り方、出す順番、話の組み立て、トーク術、タイムスケジュール、頭の中でイベントの流れを完全に把握してるのがよく分かります。
自分よりも遥かに年上だし、経歴も凄い人に対して失礼だけど、やっぱりこういう人が人を惹き付け上に行くんだろうなというのが率直な感想。
お土産
2時間ピッタリでイベントは終了。
完璧。
最後は出口で後藤氏から直接名刺を頂きました。
僕、実はこの時「友達になってください」と言いたかったんですが、タイミングがなくて言えませんでした。
なんかもっと色々話を聞きたくなってしまった。
そして、ニコンの方からもお土産袋を頂きました。
無料のトークライブで楽しませて貰ったのにお土産まで。
ニコン太っ腹ですね。
ありがたく頂戴しました。
まとめ
今回始めてニコンのイベントに参加しましたが、とても楽しかったです。
まあこれはニコンのイベントというより、どちらかというと後藤氏のイベントではありますが。
でも、今後も機会があればこういったイベントに参加したいと思います。
なお、後藤氏は6月25日をもってニコンを退職されます。
しかし、退職後もまだトークライブの予定があるそうです。その時はちゃんとギャラが出る模様。
ニコンの歴史に興味がある方は参加されてみてはいかがでしょうか。
面白いですよ。