雷が鳴っていた先日、ちょうど自宅にいたのでベランダから雷を撮影しました。
空に走る稲妻の写真ってカッコいいですもんね。
でも雷っていつ鳴るか分からないし、撮影自体難しそうと思われがち。
しかし、稲妻撮影って実はとても簡単なんです。
というわけで、今回はいつ光るか分からない雷を簡単に撮影する方法です。
三脚
用意するものはカメラ・レンズ(当たり前)、そして三脚です。
雷を簡単に、そして楽に撮影するのであれば三脚が絶対に必要となります。
三脚にカメラをセットして、あとは勝手に撮影してもらいます。
シャッター優先モード
稲妻の撮影は、シャッター優先モードが楽です。
マニュアルモードで細かく設定もできますが、露出やISOなどを決めていると撮影タイミングを逃してしまうかもしれません。
なので、サクッとシャッター優先モードで撮影をスタートさせましょう。
シャッタースピードは時間帯や街の明るさにもよるので、これだ!という設定はないのですが、夜の稲妻なら概ね10秒前後が目安かと思います。
10秒もあれば、いくつもの枝分かれする稲妻が同時に写ってるでしょう。
日中の撮影なら1秒前後といったところでしょう。
これ以上長いと真っ白な写真になってしまいます。
NDフィルターがあればもっと長くすることもできます。
しかし、あまり日中の撮影はオススメできません。
経験上、日中はそれほど綺麗に映らないという・・・。
ちなみに、昼でも夜でもISOはオートにしておくことをオススメします。
ピント
ピントは必ずマニュアルで設定します。
AFだと、いつの間に予期せぬ場所へピントが合い、せっかく雷が撮れてもピントがズレてる可能性があります。
ピントは雷雲に合わせておきます。
もし分からない場合は無限遠で。
あと、三脚の載せるので、レンズの手ブレ補正もオフにしておきます。
インターバルタイマー撮影
簡単稲妻撮影のキモはインターバルタイマー撮影。
インターバルタイマー撮影とは、予め設定した撮影間隔と撮影回数で自動撮影すること。
例えば「30秒おきに100枚撮影」などと設定できます。
いつ光るか分からない雷を待つのは大変ですからね。
今のデジイチやミラーレスカメラなら、ほぼこの機能が付いています。
ベランダにカメラを置いてインターバルタイマーで自動撮影しておき、部屋で別のことをやってれば勝手に稲妻の写真が撮れてます。
デメリットとしては膨大な枚数になってしまいますが、撮影方法としてはこれが1番楽です。
撮影方向
いつどこで光るか分からない雷。
じゃあ撮影方向はどうなるんだ?とお思いでしょう。
これはもう運と勘です。
その時の様子で空が一番光ってる方向へカメラをセットするといいでしょう。
もしくは稲妻と一緒に撮影したい景色がある方向に向けておき、稲光が発生することを祈るという感じです。
広角のレンズを使用し、あとからトリミングするのがベストです。
ギャラリー
今回は自宅のベランダから撮ったので、シチュエーション的にはパッとしませんが、稲妻はしっかりと撮れてます。
焦点距離は24mmで、トリミングをしてます。
まとめ
稲妻を簡単に撮るならインターバルタイマーがオススメです。
今回は1,000枚撮って稲妻の写真が数十枚という結果でした。
ちなみに、インターバルタイマーで撮った写真は、Photoshopなどでタイムラプス動画にすることもできます。
まあただ、雷をタイムラプスにしても一瞬のことで光ったのかも分かりませんが・・・。
でも雷雲の流れは面白いですよ。(一応やってみました(笑))
これからの季節、不安定な天気になりやすいので稲妻撮影のチャンスはたくさんあると思います。
ぜひチャレンジしてみてください。
そうそう、撮影場所には充分注意してください。
雷の鳴る野外で三脚なんて、格好の餌食ですから。
撮影機材
・NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S