仕事で水戸へ行ってきました。
自動車で行ったのですが、恐怖体験をしたのでその時の様子を綴りたいと思います。
――
出発時にカーナビをセット。
あとはナビ通りに進むだけだから迷うわけない。
水戸市街地に入り、目的地まであと10分もかからないところで事態は急変。
カーナビの現在地が急に狂い出す。
そして方角までグチャグチャになってしまった。
写真の白い痕跡が走った道。
道がない場所を走ってる。
こういうのってカーナビに反映してない新しい道路で起きる現象だけど、どう考えても新しい道路なんてない。
冷静になろうとコンビニの駐車場に一旦車を停める。
だけど、エンジンを切っても直らない。
私は冷静にGoogle MAPを開く。
Google MAPでナビを使えば問題ない。
しかし、スマホでも現在地はカーナビと同じ場所を示している。
つまり実際に自分がいない場所を指している。
おかしい!?
カーナビもスマホも同時に狂うなんてことがあるのか?
これはもう、そもそものGPS衛星の故障か?と思い空を見上げる。
地球規模の障害か?
すぐにX(Twitter)で調べるも、そういった情報はなし。
自分だけの症状?
まさか、私だけ水戸で次元の狭間に入ってしまった?
そんなことを本気で考える。
焦りとともに、刻々と過ぎていく時間。
知らない土地で迷うことほど恐怖はない。
しかも入り時間が決まっており、遅刻は絶対にできない現場。
本気でもうダメだと思い、目の前が真っ暗になる。
「ど゛う゛し゛て゛だ゛よ゛ぉ゛ぉ゛!゛!゛!」と藤原竜也さんばりに叫ぶ始末。
今の時代、スマホで現在位置が分からないのは致命的。
たった数キロメートル先にあるはずなのにたどり着けない。
どこを進んでいるか分からない。
それでも諦めるわけにはいかないから、交差点の名称から現在位置を割り出し地図に照らし合わせて進み、なんとか現場に到着。
仕事が終了し、帰宅するためにカーナビを付けるも、まだ位置は狂ったまま。
現在地は分かるし、もう焦りもないので、落ち着いて手動でカーナビを位置修正。
帰路につく。
しかし、順調に進むも、徐々に狂っていくカーナビの姿があった。
小説風に書きましたが全て事実です。
結局、帰りは川の上を走ったりと散々でした(笑)。
で、帰りにカーナビを見ていたら、原因が分かりました。
カーナビの現在位置が迷う → しかし車は進む → カーナビが位置情報を掴む → 車は進んでいるので、すでにその場所にはいない → ここでズレが発生 → 自動車が進む方向と、カーナビの進む方向が全く違うようになる → 自動車は進む → カーナビも別の方角へ進む → さらにずれは大きくなる → 無限ループ
という感じで、走れば走るほど狂うことが判明。
もしこの状態になったら可能な限り早急に車を停めて、手動で位置を修正するしか方法はないようです。
なお、スマホも同時に狂ったのは、カーナビとスマホをBluetoothで繋げていたことが原因の様子。
Bluetoothの接続を切ると正常に戻りました。
ただ、焦っている時はそこまで頭が回らない。
冷静さって大事ですね。
それにしても、あれほど焦ったのは久しぶり。
山で迷った時と同じレベルの恐怖でした。
登山でもないのに、普段から紙の地図も持ってないといけないようです(笑)。