10月22日の午前2時頃、オリオン座流星群が極大を迎えるとのこと。
この日は十三夜。
天体観測に月は邪魔だけど午前3時が月入り。
極大と月入りがほぼ重なるので流星群観測はワンチャンありそう。
さらに天気は雲1つないド快晴。
条件は揃ってますので観測 & 撮影してみることにしました。
観測場所は?
実は流星群を見に行くのは初めてだったります。
条件のいい場所で天体撮影をしてると流れ星はたくさん見れらるので、別に流星群だからと見に行かなくてもいいかなと思っていました。
私がよく行く天体撮影スポットは富士山須走口五合目。
しかし、今回は観測時間も短いし気軽に観測したい気分。
都内在住の私としては都内で観測できないものかと場所探し。
いくつかの候補の中から武蔵野の森公園をチョイスしました。
武蔵野の森公園
武蔵野の森公園は三鷹市、府中市、調布市をまたがる都立公園。
都内なので光害が気になりますが、行ってみなくては分かりません。
今後のためにも偵察を兼ねて行ってみることにしました。
武蔵野公園に注意!
カーナビをセットする時に、私は間違えて武蔵野公園と入力したんですけど、なんと紛らわしいことに武蔵野の森公園の近くに武蔵野公園があるんです。
私はそのまま武蔵野公園へ行ってしまいました(笑)。
20分ほど時間のロス。
天体撮影は時間との勝負だというのに。
武蔵野の罠ですね。(こんな間違いを犯すのは私だけでしょうが・・・)
観測開始
自宅から40分ほどで武蔵野の森公園に到着。
車は武蔵野の森公園第一駐車場に停めました。
駐車場は24時間営業しています。
駐車場の横には綺麗なトイレもありました。
設備は最高です。
駐車場の前にある芝生の広場へ移動。
私が到着した時は3組くらいのカップルがいたと思います。
日曜日の深夜なのでそんなものかと。
さっそくオリオン座の方角にカメラをセットし撮影開始。
流星群は?
放射点の方角を眺めてると、少し離れた方角で大きな流星!
いきなり見えました。
早くもノルマ達成。
しかし時間にして0.5秒くらい。
本当に一瞬。
これは目を離すとダメなやつですね。
予想では1時間に5個程度ということでしたが、私が目にしたのは大小含めて6〜7個くらい。
ただ、見えた!と周りの声が聞こえても私は見逃していたこともあったので、実際の出現はもっと多いです。
撮影は?
撮影に関しては色々試しましたが、いつどこに出現するかわからないですし出現しても一瞬。
とりあえず放射点に向けてカメラをセットしインターバルタイマーで放置。
しかし、カメラを向けた方角には出現しないという法則が発動。
違う方角では出現するんですけどね。
結局、目に見えた流星は全てカメラを向けた方角とは別。
なぜだ・・・。
自宅に帰り写真をチェックしたら、2枚ほど流星らしきものが写ってる写真を発見。
しかし正直ほとんど見えないレベルです。
焦点距離は24mmのレンズを使いましたが、流星群の撮影はもっと広角レンズがいいですね。
北斗七星と北極星
流星撮影は諦め、北斗七星と北極星を撮って遊んでました。
北斗七星を撮り終え、最後にまた反対の方角のオリオン座を撮ろうとカメラを動かした瞬間、今日一の大きい流星が北斗七星を縦に割るように出現!
1分の差で撮り逃しました。
ショック。
この日は運もなかったです。
4時過ぎまで粘りましたが、寒いし撮影は無理だと心が折れましたので撤収。
まとめ
撮影の運はなかったですけど、武蔵野の森公園でもオリオン座流星群はバッチリ見えました。
周りに高い建物や山などもないので360°どの方角でも観測可能。
都心部からの光害が若干ありますが、明るい星であれば問題なく見えます。
駐車場(有料)もトイレも完備してあり24時間利用できるのは安心です。
深夜でも治安は良さそうですしね。
気軽に都内で天体観測であれば武蔵野の森公園はオススメできます。
なお、とても寒いので防寒対策はしっかりとしてくださいね。
撮影機材
・AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR
-
東京都内でふたご座流星群の撮影は可能か検証してみた
12月の天体イベントといえばふたご座流星群です。 一年を締めくくる最大の流星群イベントですから、できれば撮影したいところ。 でも遠征は辛いし寒い・・・。 気軽に撮影したい。 というわけで、東京都内でふ ...
続きを見る