工場や鉄道写真って心惹かれますよね。
僕は工場独特の寂しさが堪らなく好きでして、特に錆びたバルブやパイプ類に惹かれます。
写真を始めた初心者の頃、三脚を購入して夜景が撮れるようになると川崎へ行ったものです。
ちなみに、僕は工場で夜景の撮り方を勉強しました。
鉄道からも機械独特の哀愁を感じます。
線路がこれまた寂しさを増幅させてるんですよね。
田舎の線路とか最高です。
そんな寂しい工場と寂しい鉄道を同時に撮影できる場所があるんですね。
今回はそんな夢のような寂しい場所へ行ってきました。
岳南電車
岳南電車は静岡県富士市を走る私鉄。
静岡県出身の僕が子供の頃たまに乗った懐かしの電車。
昔は岳南鉄道という名称でした。
富士市といえば製紙工場で日本有数の工場地帯。
昔の富士市は独特な臭いがしたものです。
富士市には大きい工場地帯も鉄道もあります。
そう、この富士市を走る岳南電車が今回の主役。
岳南原田駅
東京を昼頃に出発。
東名の渋滞で2時間30分もかかってしまい、15時過ぎに目的地である岳南電車の岳南原田駅に到着。
ここが工場と電車が同時に撮影できるスポット。
岳南原田駅は完全無人駅で電車も1時間に2本前後と少ない。
駅に併設されているめん太郎でそばを食べつつ周辺を撮影しながらしばらく待機。
工場 × 電車
警笛が聞こえ、電車の音が近付いてきました。
いよいよです。
昭和感漂う岳南電車
撮影しながら感動しっぱなし。
鉄道と工場って最高の組み合わせ。
人類の財産です。
夜景撮影
岳南電車は毎月2回、車両照明を消しながら走る夜景電車を運行していて、実はこの日が運行日だったんですね。
乗ろうか迷ったんですけど、そのまま撮影することにしました。
詳しくは岳南電車のHPで。
結局この日は電車に一度も乗らず撮影のみ。
失敗して1本逃すと次まで20〜30分待たなくてはいけない。無人駅だし駅の周りには何もないですから、4時間ひたすら写真を撮ってました。
夜の工場
20時になって、さすがに撮影も限界が来たので帰ろうと思って調べたら東名は20km以上の渋滞。
どうせ渋滞に捕まるならと、途中で見えた工場夜景を撮ることに。
車で移動しスポット発見。
撮影が楽しくなり、ここで30分は撮影してたと思われます。
これで完全撤収し、富士ICから東名へ。
夜の高速は好きです。
しかし、深夜になっても東名の渋滞は解消されず。
23時の時点でも20kmの渋滞・・・。
結局、帰りは3時間30分もかかって家に着いたのは午前2時前。
事故渋滞は本当に勘弁してほしいです。
まとめ
往復で渋滞に巻き込まれましたけど、撮影自体はとても楽しかったです。
ついつい時間を忘れて撮影してしまいました。
工場と鉄道のロケーションって他にもたくさんあると思います。
僕が知る限り川崎にもありますし。
それでも岳南原田駅からの景色は日本有数の工場 × 鉄道スポットでしょう。
工場と鉄道好きなら絶対にオススメです。
ちなみに、富士山と岳南電車というポイントもあります。
機会があったらここも狙いに行きたいと思います。
撮影機材
・Nikon Df
・AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR
・AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR
・AI AF Fisheye-Nikkor 16mm f/2.8D