どうもこんにちは。
カニグラファーの大佐です。
僕は一応色々と撮影なんかしてますが、カニ撮影が趣味というかライフワークでして、アーティスティックなカニの写真を撮っては喜んでます。
これをカニジェニックと名付けてるんですけど全く流行りません。
なので、今のところ世界で唯一人のカニグラファーです。
で、撮影したカニの名前くらいは知っておきたいところですが、カニは非常に種類が豊富。
同じグループとなると見分けることは困難。
なので図鑑等で調べています。
というわけで、今回は僕が参考にしてるカニの専門書を紹介したいと思います。
海辺のエビ・ヤドカリ・カニ ハンドブック
まず紹介するのが海辺のエビ・ヤドカリ・カニ ハンドブック。
この本に掲載されているカニは主に九州から北の海辺に生息しているカニ。
沖縄に生息するカニたちも掲載されていますが、沖縄固有種はありません。
この本の最大の魅力は写真が綺麗なところ。もちろん全ページカラーです。
カニの色が比較的実物と同じなので、見つけたカニの名前をすぐに探し出すことができます。
いや、意外とこういった本って実物と色が違うことがあるんですよ。
また探し方の記載もあるので、この本に載っているカニたちを探したい時にも役立ちます。
僕はいつかスベスベマンジュウガニを見つけたい。
ハンドブックですので携帯するのにも便利な大きさです。
あと、ヤドカリの種類が豊富です。
ヤドカリってこんなにいるのかとビックリ。
写真も貝から出てる本体なので非常に興味深い。
ヤドカリの本体だけを見る機会って滅多にないですからね。
日本の淡水性エビ・カニ 日本産淡水性・汽水性甲殻類102種
次に紹介するのが日本の淡水性エビ・カニ 日本産淡水性・汽水性甲殻類102種。
こちらは淡水性のカニのガイドブック。
ガイドブックと称してますが102種類のエビ・カニが掲載。解説の内容も非常に詳しく、もはやガイドブックの域を超えています。
これこそまさに専門書。
淡水性なのでサワガニの種類が豊富。というか、日本に生息するサワガニの4属25種が全て網羅されています。
オカガニも4属6種全て掲載。
各種類の見分け方の詳細も掲載されているので、この本を持っていれば淡水性のカニで困ることはほぼないと思われます。
気になった点としては、標本の写真はちょっと色が暗いかも。
特にシオマネキ系の写真は実物と比べると鮮やかさがないです。
この本はエビの種類ももちろん豊富。
ヌマエビやテナガエビが非常に詳しく解説されています。
お値段は3,600円+税と高いですが、カニ好きなら持っていたい究極の一冊。
沖縄のサンゴ礁を楽しむ磯の生き物
続いて沖縄のサンゴ礁を楽しむ磯の生き物。
この本に掲載されているカニの種類は少ないです。
カニを確認するということであれば、ちと力不足は否めません。
僕はカニ目的というより、西表島でスノーケリングした時に見た魚の名前を調べるために購入。
浅瀬にいる魚の名前を調べるのにかなり参考になりました。
沖縄の方言名での記載もあるし、沖縄の生き物が好きならオススメです。
それぞれに付けたあだ名が絶妙。
僕はこの本だけ電子書籍で購入しました。
ちなみに、月額980円のKindle Unlimitedだと読み放題です。
もしKindle Unlimitedに加入していたら読んでみてください。
面白いですよ。
西表島フィールド図鑑
最後は僕が西表島へ行く時に必ず持って行く西表島フィールド図鑑。
この本はカニだけでなく、西表島に生息する動物や昆虫、植物を網羅した図鑑。
写真付きの解説が非常に便利です。
読み物としても面白く、生き物や植物の観察場所、観察方法、豆知識、危険な生物等、西表島での必要な情報が満載です。
このブログに出てくる西表島の生き物や植物の名前は全てこの図鑑を参照しており、僕にとっての西表島バイブル。
もし西表島へ行かれるのであれば、ぜひこの本を読んでみてください。
本当にオススメです。
まとめ
どの本もカニが好きな方にはオススメしたい内容です。
今回紹介した4冊を持っていればかなりのカニ博士になれます。
特に日本の淡水性エビ・カニは見分け方の記載がとても細かいのでカニ警察にもなれますよ。
むっ、この第3顎脚の外肢は・・・ヒメオカガニだな!とか。
マニアック過ぎますね。
まあそれでも名前が分からない困ったカニもいますので、今後も色々とカニの専門書を探していきたいと思います。
ちなみに、先日友人を連れてカニのスポットへ行ったら「カニの写真なんか初めて撮る」なんてブツブツ言ってたくせに、めっちゃハマってました。
カニジェニックの素晴らしさに気付いて貰えたようです。
1回撮るとハマりますよ。
それでは良いカニライフを!
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【宮古島旅行記13】カニ王国の宮古島でカニ撮影してみた
カニの撮影が趣味です。 もう8年くらい前のこと。 初めて西表島へ行った時に干潟でシオマネキやコメツキガニを撮影してからハマりました。 基本的には発見したカニをただ撮影してただけなんですが、次第に変な方 ...
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