ソニーのヘッドホンMDR-CD900ST。
レコーディングスタジオやテレビ局など、おおよそ音響が関わるところでは必ず使用されているヘッドホン。
定番中の定番です。
私もDTM用に購入しました。
購入したのはもう20年ほど前。
MDR-CD900STのフラットで癖のない、音源そのままを正確に聴かせくれるピュアな音は音質チェックに欠かせません。
とはいうものの最近はシビアなDTMはやってませんし、動画編集時は便利さからBOSEのBluetoothヘッドホンBOSE SoundLink around-ear wireless headphones IIを使用してます。
Bluetoothの環境がなかったり、シビアな音質チェックだとこのMDR-CD900STの出番です。
しかし10年くらい前から、よくこんな状態で使っているなというほどボロボロでした。
今回はそんなボロボロとなったMDR-CD900STを修理しました。
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MDR-CD900STのパーツ
MDR-CD900STはプロ仕様なので、パーツも単体で販売されています。
長年仕様の変更もなく安心して使用することができるヘッドホン。
ここら辺も愛されてる理由でしょう。
パーツは簡単に手に入ります。
今はネットで購入するのが1番簡単でしょう。
オススメはサウンドハウス。
私もサウンドハウスで購入しました。
修理開始
実はヘタれてきた10年ほど前に、修理しようとパーツだけは購入していました。
修理しなきゃと思いつつも早10年(笑)。
なぜこのタイミングで修理しようと思ったかというと、部屋の大掃除をしたら修理用のパーツが出てきたから。
すっかり忘れていました(笑)。
というわけで、10年越しの修理です。
購入してあったパーツは以下の3種類合計5個。
・MDR-CD900ST用プラグ付コード 2,640円
・ウレタンリング 121円×2
コードを交換するのでハンダゴテも必要です。
これも10年前に購入していました(笑)。
では修理開始です。
分解
ここから分解に入ります。
ボロボロのイヤーパッドを外すと、すぐに中身が出てきます。
想像以上にシンプルな作りです。
ハンダ付け
実はこのパーツを発見した大掃除の時に、断捨離をして精密ドライバーも捨てていたのでした。
仕方がないので100均へダッシュ。
精密ドライバーを買ってきました。
1年以上触ってないものは容赦なく断捨離をするという決意で、人生最大級の断捨離をしたのがいけなかったようです。
気を取り直して修理再開。
ハンダ付けされた古いコードを外し、新しいコードをハンダ付けします。
部品交換
続いてなくなっていたウレタンリングの交換と、ヘタったイヤーパッドの交換です。
ちなみに、白いリング(前面レジスタ)、黄色いスポンジみたいなやつ(ミクロングラス)、銀色のカップみたいなやつ(ドライバーユニット)も交換できるのですが、今回は購入してないのでそのままです。
また機会があったら交換します。
まとめ
MDR-CD900STのコード、ウレタンリング、イヤーパッドの交換と、可能な限り汚れを落として見事に復活です。
音質は交換前よりクリアになったような気もしますが、それほど変わりはないかなと。
交換前のあの状態でも音はしっかり出ていましたからね(笑)。
さすがMDR-CD900STです。
あ、でも見た目が綺麗になり、イヤーパッドも新品になったので気分はとてもいいです。
交換にかかった時間は約30分。
途中で100均へ買い物に行ったので、それを含めると約1時間。
交換は意外と簡単でした。
またしばらくしたら他のパーツも交換したいと思います。
というわけで、今日は久しぶりにお気に入りの音源をMDR-CD900STで聴きたいと思います。