電車の旅って惹かれますよね。
車窓を見ながら駅弁食べて緑茶飲んで。オレンジ色の網に入ってるミカンなんかも。
完全に昭和だ(笑)。ちなみに、あの緑茶はポリ茶瓶という名称だそうです。
そんな電車の旅がしたくて、スーパービュー踊り子号の最前列に乗って下田へ行ってきました。
最前列はグリーン車。
JR東日本最高のグリーン車と呼ばれているほど凄い車両。
その評判通り感動モノでした。
スーパービュー踊り子号の最前列
何気ない休日の朝の9時。
突然乗り物に乗りたくなりました。
それと同時に突然頭の中で『世界の車窓から』のあの音楽が流れたんですね。
これはもう電車、しかも特急、さらにグリーン車しかないとマッハで検索。
JRのえきねっとに登録して空席状況を調べると・・・、こ、これはまさかっ!!
スーパービュー踊り子の1号車最前列 1Dが空いてるじゃないですか!
僕みたいな1人旅マンに快適な最適な1列シート。
1Dの座席は下り方面だと山側になるけど、最前列なら海側も山側も関係ない!
なぜならば、スーパービューだから!
どうせ乗るなら少しでも長く乗ってたい、せっかくだし終点の下田まで行こう!と一人で盛り上がり、そのまま予約。
まさか当日で予約できるとは思いませんでした。ラッキーですね。キャンセルでもあったのかな?
ちなみに、料金は品川から下田の料金は、
特急券 品川 → 伊豆急下田 4,820円(内訳:特急 2,070円・グリーン車 2,750円)
合計で8,600円でした。
乗車
予約できたのは11:07品川発のスーパービュー踊り子5号。
急いで支度して1時間後には品川駅に到着。
テンション上がりすぎて早めに来てしまった(笑)。
ホームで待つこと30分、やっと来たと思ったら・・・。
あれ?なんかちょっと・・・。
しかし、そこはグリーン車。
アテンダントさんがホームに降りてきて乗車口でお出迎えしてくれます。
チケットを見せて乗車。
乗車するとすぐに特製おしぼりと無料ドリンクのサービスがありました。
最前列からの景色
最前列に座り、いよいよ出発。
運転席視点はテンション上がります。
でも、窓が少し汚いのが気になります。
運転手さんは頻繁にワイパー使ってたから、綺麗なところと汚いところの差が激しくなっていくんですね。まあこれは仕方なし。
JR東日本最高のグリーン車
スーパービュー踊り子の1号車はダブルデッカー。
ダブルデッカーとは2階建ての車両のこと。
2階が通常の座席で、1階にはグリーン車専用サロンがあるらしい。
サロンに入るなんて緊張しますが、勇気を出して噂のサロンに行ってみることにしました。
しかも、電車の中なのにグラスで生ビールが頼めるんですよ。本当に凄い。
さすがJR東日本最高のグリーン車と呼ばれるだけあリます。
しばらくサロンを堪能。なお、サロンは出入り自由です。
しかし、せっかくの最前列ですから、また座席に戻ってまた写真を撮りまくるのでした。
伊東線乗り入れ
1時間ちょっとで熱海に到着。
ここからは単線の伊東線へ乗り入れです。
スーパービュー踊り子の感想
初めてスーパービュー踊り子号のグリーン車に乗った感想としては、とにかく素晴らしいの一言。
特にサロンは感動的でした。
座席的にはグリーン車であればどの席でも素晴らしい景色は見られるので、正直なところ乗車中は何度か最前列じゃなくてもいいかもと思いました。
しかし、せっかくグリーン車に乗るならやっぱり最前列がいいと思います(笑)。
あと、当初高いと思ってた料金も、見られる景色・設備・サービスを含めると充分満足しました。
JR東日本最高のグリーン車は伊達じゃないですね。
もし少しでもスーパービュー踊り子号に興味があったら、ぜひともグリーン車をオススメします。
下田散策
今回はスーパービュー踊り子に乗ることが目的でしたので下田に着いた瞬間、今回の旅の目的は達成。
特急に乗る以外全く目的を持ってなかったけど、せっかくの下田ですからじっくり堪能したい。
駅に観光窓口があったので何かないか色々見てると、黒船サスケハナの下田港内めぐりを発見。
乗り場がある下田港までは徒歩15分。歩いて向かいます。
しかし、真夏の下田は危険でした。
熱中症の恐れもあるので移動はタクシーをオススメします。
僕は気合いで歩きましたが、なかなか辛かったです。
ならなかったけど。
暑さに挫けそうになるも、下田の風景を見ながら歩くのは悪くない。
黒船乗船
暑さで死にそうになりながら、やっとの思いで遊覧船乗り場に到着。
どうやら下田はペリーの黒船来航を全面に打ち出してる模様。
だから遊覧船も黒船。
乗船チケットは大人1,250円。
黒船は2階建。
サスケハナ2階特別室は有料。
乗船券とは別で追加料金がかかります。料金は500円。
その場で500円払って2階へ行ってみました。
1階には100人位いて超満員だったけど、2階に上がると・・・。
20分のクルーズが終了。もうちょっと乗ってたかったかな。
100人ほどの乗客は全員年配の方々。
若いのは僕一人(若くないけど)。
まあ、若い子は下田に来たらビーチへ行くでしょう。
黒船はちょっと地味ですし。でも楽しかったです。
下田ロープウェイ
続いて下田ロープウェイへ。
チケットは大人1,050円。
地球が丸く見えませんか?と書いてあるけど、正直あんまり丸く見えないかな。
でも。景色は本当に素晴らしかったです。
また、今回は見えませんでしたが、空気が澄んでると伊豆七島もはっきりと見えるとのこと。
金目鯛
夕方になったので下田の夕日を撮ろうと思ってスポットを探してみたんですけど、日の入り側は山に囲まれてるでの無理だと悟りました・・・。
なので、最後にご飯を食べて帰ろうと、駅の近くにあった定食屋に入ってみました。
下田といえばやっぱ金目鯛でしょと煮魚定食2,000円を勢いで注文。
おばちゃんに「時間かかるけどいい?(ちょっと嫌そう)」と言われ了承。
だって食べたいし。
・・・待つこと30分。
いや、なんかデカいんですけどぉぉぉ!!
切り身の煮付けかと思ってたら、なんと丸々1匹の煮付けでした。誤算だった・・・。
そりゃ時間かかりますね(笑)。
おばちゃんごめん。
個人的にはもう少し味が染み込んでると良かったなぁと思いつつ、美味しく頂きました。
でも流石に1人では多過ぎました(笑)。
お腹いっぱいです。
新幹線で帰京
そろそろ帰ろうと電車の時刻表を見ると特急はもう終了。
伊東までは鈍行のみ。しかも1時間に2本しかない。まだ18時なんだけど。
鈍行に揺られて伊東へ。そこからJRに乗り換えて、またまた鈍行で熱海へ。
伊豆急下田駅から熱海まで約1時間30分かかりました。
さらに熱海から東海道線で東京はさすがにしんどい。疲れてたこともあり新幹線で帰ることにしました。
踊り子のあの優雅とも思えるスピードの後だと、新幹線の圧倒的な速さがなんとなく下品に感じてしまった・・・。
新幹線好きなんですけど不思議ですね。
まとめ
これで約12時間の旅は終了。
かなりアクティブな1日でした。
当初はグリーン車に乗りたいと思っただけなのに、ここまでの旅になるとは。
日帰りの旅も楽しいですね。
あ、今気付いたんですけど、今回の旅は陸海空を制覇してますね。下田凄い!
そんなわけで、とてもいい旅でした。
豪華な旅行気分を味わえるスーパービュー踊り子のグリーン車は非常にオススメです。
そして、もし乗車するなら最前列を強くオススメします!
ちなみに、スーパービュー踊り子には個室もあります。
家族旅行に最高じゃないでしょうか。
僕も次は個室に乗ってみたいですね。
サフィール踊り子
2020年3月13日で引退するスーパービュー踊り子。
1990年に運行開始ですから30年間も走ってたんですね。お疲れ様でした。
3月14日からは新たな車両サフィール踊り子が運行します。
注目は1号車 プレミアムグリーン。
それはもう驚くほど豪華。
追記:実際に乗ってきました!!
スーパービュー踊り子も凄かったですけど、それを遥かに上回る豪華さ。
物凄かったです。
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サフィール踊り子のプレミアムグリーンに乗って伊東へ行ってきた
東京-下田を結ぶ特急列車スーパービュー踊り子が、2020年3月13日に惜しまれつつも引退しました。 このスーパービュー踊り子のグリーン車は、当時JR東日本最高のグリーン車と呼ばれていたんですね。 僕も ...
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