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Nikon Z7とNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 Sで星空撮影

投稿日:2019/05/08 更新日:

須走口五合目

Nikon Z7NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 Sを購入してから早2週間。

そもそも評価の高いキットレンズ Z 24-70mm f/4 Sを持ってるのに、さらに Z 24-70mm f/2.8 Sを購入した理由は、f/2.8のボケと星空撮影を考えてのこと。

というわけで、今回は星空撮影です。

購入からやっと新月を迎えました。

場所は富士山の須走口五合目

冬の間は通行止めになっているふじあざみラインが開通したので行ってきました。

ちなみに、例年4〜5月に開通となります。

ついでに翌日も山梨の本栖湖辺りで星空撮影しようと車中泊の準備。

2泊3日の旅の準備をして出発。

道の駅すばしり

夜の撮影に備えて昼頃に東京を出発。

特に渋滞もなく東名はスムーズ。

いつもだったら御殿場までならノンストップで行くのですが、今回は珍しく海老名SAで休憩しながらご飯。

しかし海老名SAは下りより上りの方がいいですね。

そして御殿場で降りて、道の駅すばしりでトイレ休憩です。

須走口五合目にはトイレがありません。

いや、正確には有料トイレがあるんですけど、夕方前にはシャッターが閉まって使えなくなります。

なので、道の駅すばしりでトイレ休憩は必須です。

道の駅すばしり。いつ来ても人が少ない穴場的道の駅。
道の駅すばしり自衛隊グッズ。演習場が近いですからね。このコーナーもっと流行ってほしいなぁ。

ふじあざみライン

道の駅すばしりで休憩した後は、全長11.5kmのふじあざみラインを走ります。

ここを走っていると車の中の荷物も転がっていくほどの急勾配。

いわゆるロード(自転車)でいうところの激坂です。

何度も通ってますが、毎回急勾配に驚いてます。

それほど凄い急勾配です。

ふじあざみライン途中で野生の鹿を発見!

須走口五合目

標高2,000mの須走口五合目に到着。

いつもは観光客がいるんですが、この日は誰もいない。

聞こえるのは風の音と鳥の鳴き声、そして飛行機の音。

標高2,000mで1人はなかなかの孤独感を味えます。

まだ明るいので適当に撮影。

というか、予想はしてたけど寒い。

まあ富士山にはまだまだ雪が残ってますからね。

もちろんダウンやグローブを持ってきてますが、これがなければ撮影できないくらい寒いです。

須走口五合目誰もいない須走口五合目。
須走口五合目須走口五合目からの景色。
須走口五合目山中湖。スワンの船が見えます。
須走口五合目五合目付近はまだ雪が残ってます。
須走口五合目標高2,000mから見る富士山山頂。
須走口五合目5月とはいえ山頂は極寒だろうなぁ。Z6 + AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VRで撮影。
須走口五合目少しだけ夕日に染まる雲。そろそろ日が沈む。
須走口五合目この薄い雲がなくなってくれれば最高なんだけど。

夜景撮影

19時になっても空が明るい。

星はまだ見えません。

5月前半なのにこんなに日が長かったっけ?

仕方がないので、麓の夜景を撮影しながら星が出るのを待ちます。

須走口五合目19時過ぎてまだこの明るさ。
須走口五合目地上は暗くなってきたので夜景撮影。光が雲に反射して神秘的な景色。

星空撮影スタート

19:30を過ぎてようやく星が見えてきました。

撮影スタートです。

しかし寒い。

ダウンは持ってきたので上半身は大丈夫なのですが、下半身の防寒着を何も持ってきてないのが失敗。

持っていくか迷ったんですけど、ここまで寒いとは予想してませんでした。

今日の撮影時間は寒さの限界を迎えるまでです。

須走口五合目撮影スタート!
須走口五合目上空の雲は晴れてくれたけど、富士山には雲がかかってる。
須走口五合目北斗七星。
須走口五合目富士山と星空。
須走口五合目素晴らしい星空に感動。F/2.8・ISO 1600・SS 20秒。

車中泊中止

1時間ちょっと頑張るも寒さの限界を迎えて撮影終了。

身体の芯まで冷えました。

外気温は4℃でしたが、風も強くなってきて体感温度は氷点下だったと思います。

寒過ぎました。

この日はみずがめ座η(エータ)流星群の極大でしたが、ピークの深夜まで粘る体力はありませんでした。

でも時折空が光っていたので、流星群が流れていたんでしょうね。

撮影に集中してたので見ることはできませんでした。

機材を片付け下山。

帰りのふじあざみラインでも野生の鹿や大きなリス的な動物を発見。

道の駅すばしりに帰ってきて車中泊の準備。

そして近くのコンビニでご飯の買い出し。

なんですが、コンビニでご飯を選びながら翌日の天気を見ていたら曇のち雷雨。

明日は山梨へ移動し本栖湖湖畔で星空撮影を予定してましたが、天気図やらレーダーを見るに明日の撮影は無理っぽい。

何より明日は今日以上に寒くなる模様。

結局、体調も考えて車中泊を断念しました。

車中泊で無理は禁物です。

とはいうものの、せっかく静岡に来たので帰り際に、さわやかのハンバークでも食べようかと思ったら21時の時点でも40分待ち。

なぜこんなに人気店になったのか不思議。

ちなみに僕は静岡出身です。

諦めて東京に帰りました。

車中泊はまた次の機会に。

追記

翌日は1日中曇りで時々雨。気温も低く5月とは思えない寒さ。車中泊を中止にして正解でした。
石焼ビビンバ結局、東京に帰ってきていつもの焼肉屋で石焼ビビンバ。

まとめ

Nikon Z7 と NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S は星空撮影でも充分な威力を発揮してくれました。

絞り開放のf/2.8で撮影しても、とてもシャープな写り。

高画素機であるZ7との相性は抜群。

星空撮影時は全てマニュアルで撮影しますけど、Zシリーズは星のピントを合わせるのも楽です。

ファインダーで拡大画像が見られるのは凄いメリット。

現状、Zマウントでの星空撮影はこの組み合わせが最強です。

ただ、OVFに比べてEVFは暗所に弱いので、構図を取るのに苦労しました。

暗くなった富士山はEVFでは全く見えなかったので。

どの写真も富士山の位置はほぼ勘です。

あと、正直なところ星空撮影としてはもっと広角レンズが欲しいところではありますが、現時点でZマウントの広角はNIKKOR Z 14-30mm f/4 Sとなります。

NIKKOR Z 14-30mm f/4 Sは相当評判のいいレンズですが、星空撮影にf/4はちょっと暗い。

最低でもf/2.8は欲しい。

まあ、NIKKOR Z 24-70mm f/4 Sでも星空は撮影できるのでf/4でも問題はないと思いますけどね。

もちろんFTZを使えばFマウントの素晴らしい広角レンズを使用できますけど、僕は来年発売予定の14-24mm f/2.8を待つことにします。

というわけで、今回は Nikon Z7 と AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VRを使っての星空撮影でした。

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