ハイキング

富士の樹海!青木ヶ原樹海でハイキング

投稿日:2021/02/19 更新日:

青木ヶ原樹海

山梨県は富士山の麓に広がる青木ヶ原樹海

青木ヶ原樹海といえば、

・入ったら出てこられない。
・方位磁石が効かない。
・GPSが効かない。
・自○の名所。

といった怖いイメージがあると思います。

しかし、実際はそんなことはなく、遊歩道があるハイキングも楽しめる森林です。

周辺には富岳風穴や鳴沢氷穴などの観光地もありますしね。

自ら迷うようなことをしなければ安全です。

というか、どんな山や森でも道を外れて自ら迷おうとすればどこでも簡単に遭難するでしょう(笑)。

今回はそんな青木ヶ原樹海を一人でハイキングしてきました。

青木ヶ原樹海でハイキング

実は私も青木ヶ原樹海に遊歩道があるとは知りませんでした。

富士吉田や富士五湖周辺を旅行した際に、青木ヶ原樹海の中には遊歩道がありハイキングができることを知りました。

私は都内ハイキングや低山トレッキングが好きでよく歩いています。

そんな安全志向ハイカーの私にとって、青木ヶ原樹海でハイキングなんてそれはもう神の領域。

私が小学生だったら「樹海に行って生きて戻ってきたぜ!」と絶対に自慢することでしょう(笑)。

西湖ネイチャーセンター

青木ヶ原樹海の遊歩道はいくつかありますが、私が向かったのは西湖ネイチャーセンター

ここの駐車場から遊歩道に入れます。

ちなみに、西湖ネイチャーセンターにはクニマス展示館と西湖コウモリ穴があります。

せっかくなのでクニマス展示館に立ち寄りました。

無料とは思えない展示内容で貴重なクニマスの生態を知り、西湖・精進湖・本栖湖が元々1つの湖だったことに驚きました。

なお、西湖コウモリ穴は12月1日〜3月19日までコウモリ保護のため入洞できませんでした。

西湖ネイチャーセンター西湖ネイチャーセンター。
西湖ネイチャーセンター西湖ネイチャーセンターの駐車場。
西湖ネイチャーセンターバスなら『コウモリ穴入り口』です。
西湖ネイチャーセンターただし本数は非常に少ないです。

樹海へ

さあ、樹海の遊歩道へ向かいます。

実はこのハイキングも当日急遽決めたので、コースなどよく分かっていません。

駐車場にある樹海の地図を見てある程度コースを決めて、あとは歩いた感触で決めようという行きあたりばったり感満載のハイキング。

もし危ないと思ったら引き返します。

時間は2時間前後の予定です。

スマホで地図の写真を撮り、さらにやまやまGPSという登山アプリを立ち上げGPSもトラッキングスタート。

時刻は11:40。

天気は快晴でハイキング日和です。

西湖ネイチャーセンター青木ヶ原樹海の遊歩道マップ。
青木ヶ原樹海スタート地点から、まずは樹海の中の分岐点を目標にします。
西湖ネイチャーセンター駐車場から樹海に入っていきます。
青木ヶ原樹海入ってすぐに分岐点。
青木ヶ原樹海分岐点には必ず案内板があるので安心です。西湖野鳥の森公園方面へ。
青木ヶ原樹海これが青木ヶ原樹海の景色。感動的ですね。
青木ヶ原樹海青木ヶ原樹海は苔の世界。
青木ヶ原樹海似たような景色が続くので、遊歩道を外れたら確かに危ないです。
青木ヶ原樹海しかし想像以上に快適な遊歩道なので、コースを外れなければ迷う心配はなさそうです。
青木ヶ原樹海青木ヶ原樹海は原生林として若い部類に入るとか。
青木ヶ原樹海動物の顔に見える岩。私はワニかゴリラに見えるんですけど。ワニゴリラ。
青木ヶ原樹海所々で雪が残ってます。
青木ヶ原樹海富士山の溶岩でできた穴がたくさんあります。まさに富士の樹海ですね。
青木ヶ原樹海美しくてため息が出ます。

第1の目的地:分岐点到着

スタートして約30分。

写真を撮りながらゆっくり歩き12:10に最初の目的地である樹海の分岐点に到着。

樹海を約1km歩いた感想としては、

・樹海の景色に感動。
・景色は代わり映えしない。
・苔の世界。
・野鳥の鳴き声はたくさん聞こえるが野鳥の姿は見えない。
・遊歩道は快適で疲労などない。
・樹海を歩くのは楽しい。

という感じです。

まだまだ歩けるので、目的地を西湖野鳥の森公園としました。

ただし、事前に調べたところ、この日は木曜日で西湖野鳥の森公園は休園日。

園内には入れなくても、近くまで行けば野鳥はいるだろうと思い最終目的に決めました。

そして、少し景色を変えたいので西湖方面へ向かうことにしました。

青木ヶ原樹海分岐点に到着。ここにも地図があります。
青木ヶ原樹海しっかりと分岐の看板があるので迷う心配はないと思います。
青木ヶ原樹海当初は青矢印へ進もうと思ってましたが、赤矢印へ進み西湖方面へ進むことにしました。

苔の世界

先程の分岐点から西湖方面へ向かいます。

とはいっても、樹海の中の景色はあまり変わりません(笑)。

でも苔は何度見ても美しい。

というか、苔にも色々な種類があって面白いです。

樹海の中は苔の世界です。

青木ヶ原樹海光が当たって美しいです。
青木ヶ原樹海白い苔。
青木ヶ原樹海これも苔ですかね。面白いです。
青木ヶ原樹海モフモフの苔。
青木ヶ原樹海苔の洞窟。

クマの目撃情報

西湖方面へ進んでいると、何度か案内の看板が出てきたのですが、そのうちの1つにクマの目撃情報が。

どうやら富士山周辺はツキノワグマの生息地のようです。

北海道で撮影した時のヒグマの恐怖は凄いものがありましたが、ツキノワグマだって怖い。

幸い2月なので大丈夫だとは思いますが、樹海の中でクマには会いたくないものです。

青木ヶ原樹海車道に出ました。西湖はもう目の前。看板の下を見ると・・・
青木ヶ原樹海クマの目撃情報です。ですが、今は2月なので心配はないでしょう。
青木ヶ原樹海50mほど車道を歩いて。
青木ヶ原樹海西湖畔遊歩道へ。
青木ヶ原樹海西湖に到着。樹海から湖へと変わる景色に感動。

第2の目的地:西湖到着

西湖に到着しました。

時刻は12:30。

スタートから50分と、まだ1時間も経っていません。

サクサク進めてます。

樹海の遊歩道は本当に快適に歩けます。

西湖を見た後はまた樹海へ。

青木ヶ原樹海次の目標は赤丸の分岐点。

樹海にグラウンド?

樹海から一旦道路に出て、民家の脇を通るとグラウンドが出てきました。

予想もしてなかった景色。

誰も使ってない雰囲気なので樹海の中より雰囲気がありました。

人の気配がない人工物って意外と怖いんですよね。

青木ヶ原樹海西湖野鳥の森公園方面へ進みます。
青木ヶ原樹海本当に苔だらけです。
青木ヶ原樹海突然グラウンドが出てきました。
青木ヶ原樹海もう使われてないであろう鉄棒。
青木ヶ原樹海荒れ果てたテニスコート。
青木ヶ原樹海グラウンドとテニスコートの間を通ります。ちょっと心配になりましたが、この道であってます。
青木ヶ原樹海目的地の分岐点に到着しました。

第3の目的地:分岐点到着

西湖から10分もかからず到着。

時刻は12:40。

スタートからちょうど1時間。

時間もまだあるし疲労もない状態。

当初の目的通り西湖野鳥の森公園へ向かいます。

青木ヶ原樹海時間や疲労具合で青矢印の方向へ引き返すことも考えてましたが、西湖野鳥の森公園へ行くことにしました。

樹海の野鳥

野鳥観察も樹海へ来た目的の1つ。

富士山周辺は野鳥の王国ですから期待してました。

しかし、鳴き声は聴こえるものの姿が全く見えない野鳥たち。

頑張ってAF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRを持って歩いてるのに・・・。

と、トボトボ歩いていたら西湖野鳥の森公園へ近付くにつれ野鳥の姿が見えてきました。

たくさん見かけたのですが、樹海の中ではなかなかうまく撮影できず。

またいつかリベンジしたいと思います。

青木ヶ原樹海シジュウカラ。
青木ヶ原樹海ヤマガラ。
青木ヶ原樹海アトリ。
青木ヶ原樹海水場にいたアトリの雄と雌。
青木ヶ原樹海何かを見つめているアトリ。
青木ヶ原樹海シロハラ。

最終目的地:西湖野鳥の森公園

目的地である西湖野鳥の森公園に到着しました。

時刻は13:00。

スタートしてからここまで1時間20分。

もうちょっとかかると思ってましたが、予想よりも早かったです。

休園日の西湖野鳥の森公園ですが、芝生の広場は開放していて普通に入れました。

他にも観光客はいましたしね。

ただ、樹海から歩いてきたのは私だけでした(笑)。

青木ヶ原樹海西湖 野鳥の森公園に到着。樹海からだとこの門から入ります。
青木ヶ原樹海人工の樹氷が展示されていました。
青木ヶ原樹海高さは3〜4mあります。
青木ヶ原樹海常に水が出ていました。これで樹氷が成長するんですね。
青木ヶ原樹海人工の樹氷と富士山。

スタート地点へ

西湖野鳥の森公園は正直なところ想像と少し違いましたが、樹氷はなかなか面白かったですし来て良かったかなと思います。

さあ、スタート地点であるコウモリ穴へ戻ります。

帰りは樹海の中を突き進むルートです。

青木ヶ原樹海最短ルートで帰ります。
青木ヶ原樹海赤い実を発見。
青木ヶ原樹海行きにも見た景色なのに写真を撮ってしまう樹海の魔力。

ハイキング終了!

無事に樹海から戻ってきました。

時刻は14:00。

スタートから2時間20分、5.5kmのハイキングでした。

やまやまGPSのGPSトラッキングを見ると、かなり正確にマッピングされています。

青木ヶ原樹海

青木ヶ原樹海といえば入ったら出られないイメージがありますけど、ハイキングコースとしてはとても安全な印象でした。

起伏も多少あるくらいで、疲労するような坂などはありません。

しっかりとコースが整備されていて、私がこれまでに歩いたハイキングコースでは最も分かりやすく歩きやすかったです。

道中には所々に案内板がありましたし分岐点には必ず案内板が出ています。

迷うと危険な樹海だからこそ常に整備されているんでしょうね。

ちなみに、私は愛用しているハイカットのトレッキングシューズで歩きましたが、少しだけ樹海に入ってみたいというレベルならスニーカーでも大丈夫でしょう。

しかし、樹海の中をそれなりに歩く場合は、場所によってむき出しの木の根や溶岩がありますのでトレッキングシューズがオススメです。

まあ装備は普通のハイキングと同じであれば問題ないです。

あと、樹海の中でもスマホのGPSは問題ありませんでした。

全部は見ていませんが、スマホの電波もほぼ入っていたと思います。

そして、冬ということもあり虫がいなかったのでとても快適でした。

やはり冬のハイキングは最高ですね。

なお、人とすれ違うことはなかったです。

道中はずっと一人。

でも日中でしたし恐怖感は全くありませんでした。

夜は・・・恐怖なんてもんじゃないでしょうね(笑)。

まとめ

青木ヶ原樹海のハイキングは想像以上に快適で、初心者ハイカーにもオススメです。

むしろ快適すぎるので初心者にこそオススメかもしれません。

初心者向けと言われる高尾山を歩く方が辛かったですからね(笑)。

ちなみに、友人に青木ヶ原樹海へ行ってきたと伝えたら、「え?樹海に入って戻ってこれるの?」という反応をしてくれて嬉しかったです。

自慢にもなります(笑)。

また機会を作って必ず行きたいと思います。

そして次回は野鳥や動物たちを写真に収めたいです。

撮影機材

・Nikon Z7
・Nikon Z6
・NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S
・NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S
・AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
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