旅行記

【宮古島旅行記9】宮古島のダムカードを全て集める方法

投稿日:2019/07/08 更新日:

ダムカード

ダムカードをご存知でしょうか?

全国の主要なダムに行けばほぼ貰えるダムカード。

カードの大きさや記載事項等のフォーマットも統一されており、マニア心をくすぐる仕様になっています。

ダムカードにはダムのスペックも記載されていて、それはもうロマンの塊なんです。

総貯水容量とか何千万㎥で規模が凄過ぎて笑えます。

僕もこのダムカードを集めてまして、旅先にダムがあるとこっそり貰いに行ってます。

今回の旅でも宮古島のダムカードをしっかりゲットしました。

こんなチャンス逃してはいけません。

ということで、今回は宮古島でのダムカードの収集方法を紹介したいと思います。

宮古島のダム

そもそも宮古島にダムがあるのか?

これほどの大きな島で人口もあればダムの1つや2つはあるはず。

農作物も豊富ですし。

しかし宮古島には山も川もない。

島中をドライブしてもダムを見かけない。

ちなみに、同じ沖縄の離島である石垣島はダムの看板をよく見かけます。

これほど栄えてる島だったら水問題は絶対にあるはずと調べてみると、宮古島には地下にダムがあることが判明

ダム好きでしたが勉強不足でした。

で、沖縄総合事務局宮古伊良部農業水利事業所のダムカードのページを読むと、宮古島で貰えるダムカードは全部で4枚。

福里地下ダム:地下ダム資料館に隣接してるため行けば貰える。
仲原地下ダム(建設中):まだ建設中なので地下ダム資料館に行けば貰える。
砂川地下ダム:証明写真が必要。看板と来訪者が写っている写真を資料館窓口に写真を提示。
皆福地下ダム:証明写真が必要。看板と来訪者が写っている写真を資料館窓口に写真を提示。

ダムカードは地下ダム資料館で貰えることが判明。

しかし、離れた場所にあるダムはダムに行った証明写真が必要とのこと。

ダムの看板と自分が一緒に写った写真を撮るのは、ダムに事務所がない場所だと良くあるパターンです。

石垣島のダムカードを集める時は本当に苦労したものです。

というわけで、宮古島で貰える全4枚のダムカードの内、砂川地下ダムと皆福地下ダムは現地に赴き写真を撮る必要があります。

これからの写真には自身が写ってる必要があります。

なお、一人で行く場合は自撮りでも大丈夫です。

砂川地下ダム

まずは砂川地下ダムへ向かいました。

ここは正直分かり辛い。

砂川地下ダムを証明する撮影ポイントはいくつかあるのですが、どこもかなり探し辛いです。

そもそも公式サイトのマップはPDFだし。

なので、グーグルマップにピンポイントで差しておきました。

ここへ行けば間違いなく写真が撮れますので参考にしてくださいね。

そして来訪者と一緒に移る必要があるのでご注意を。

砂川地下ダム砂川地下ダムの証明写真。僕が写ってる部分はカット(笑)。

皆福地下ダム

続いて皆福地下ダム。

ここは簡単です。

地下ダム公園へ行けばいいだけ。

撮影するのは公園の奥にある石碑。

駐車場も完備されてますので安心です。

皆福地下ダム皆福地下ダムの証明写真。

地下ダム資料館

砂川地下ダムと皆福地下ダムの写真を撮ったら地下ダム資料館へ行きます。

受付で「ダムカードください」と伝えれば、まず無条件で福里地下ダムと仲原地下ダム(建設中)が貰えます。

ただ、仲原地下ダムは建設中ですから、建設完了したら現地で写真を撮る必要があるでしょう。

というか、建設中のカードは今しか貰えないので、今のうちにぜひゲットしてください。

そして砂川地下ダムと皆福地下ダムの証明写真を見せて全4枚のダムカードをゲットします。

なお、地下ダム資料館は入館に300円必要です。

ダムカードを貰うのみでしたら入館料を払う必要はないんですが、ダムカードをゲットするほどダムに興味があれば入館した方がいいと思います。

宮古島の土壌や地下ダムの作り方等勉強できます。僕は地下ダム建設のビデオを全部見ました。

宮古島って雨はたくさん降るけど、雨の5割が強烈な日光で蒸発、4割は琉球石灰岩から海に流れ、1割だけが地表に残るそうです。

宮古島の地層である琉球石灰岩はサンゴ礁が風化してできたので穴だらけ。

なので、地中に水がしみ込むとどんどん水を吸い込みそのまま海に流すと。

宮古島に川がない理由も分かりました。

水捌けが良すぎるんですね。

だからこそ作ることができる地下ダム。

地中にコンクリートで壁を作り海に流れる水を止めてポンプで吸い上げるという仕組み。

考えた人、とんでもなく天才じゃないかと。

いや、考えついてもこれを実行に移すのが凄い。

実際の工法を見ましたが、物凄く精密な作業。

日本の土木工事のレベルの高さを目の当たりにして大感動です。

いやー、本当に勉強になりました。

地下ダム資料館地下ダム資料館。
地下ダム資料館館内。誰もいません。メッチャ面白いのに・・・。
福里地下ダム地下ダム資料館に隣接している福里地下ダム。
地下ダム資料館地下ダムのモデル。
地下ダム資料館止水壁。

宮古島の井戸

ダムができるまで水はとても貴重だった宮古島。

そりゃそうですよね。

ほとんどの水は蒸発と海に垂れ流しだったんですから。

島にはガーと呼ばれる井戸がいくつかあり、そこで水を汲んでいたそうです。

この水汲みは昭和40年代まで続いていたというから驚きです。

島の40代や50代の方であれば水汲みを経験したことがあるそうです。

興味があったのでガー(井戸)を回ってみました。

城辺町の友利あま井

時間的に多くの井戸には回れないので、地下ダム資料館で見た井戸の地図からピンポイントでチョイス。

まず向かったのが城辺町の友利あま井

車1台が通れる細い道を通り到着。

入り口には車を停めるスペースがあります。

3〜4台で一杯になるスペースですが、一杯になることはないかも。

普通の観光で宮古島に来る人は興味が無いでしょうし。

実際僕が行った時も誰もいませんでしたから。

友利あま井入り口の石碑。
友利あま井石の階段を降りていきます。非常に滑りやすいのでご注意を。
友利あま井想像していた井戸ではなかった。かなり広くて深い。
友利あま井地上から2〜30mはあります。
友利あま井サキシマスベトカゲの子供かな?
友利あま井最深部。奥が見えない。
友利あま井井戸の底から見上げる景色。
友利あま井石碑にとまっていたサキシマキノボリトカゲ。顔にアリ。

友利あま井。想像以上でした。

井戸というより洞窟なので、階段を降りていくと温度も湿度も匂いもガラッと変わる境界線がありがあります。いわゆる空気が変わるラインです。

ここが神聖な場所だったということがよく分かります。

水を汲むのは女性や子供の仕事だったそうですが、井戸の最深部まで行けば本当に大変な仕事だったんだろうと容易に想像できます。

宮古島に行ったらここはぜひとも見たい歴史的な場所。

ムイガー

続いてムイガーに行きました。

ムイガーと言えばクジラの見える丘ですが、展望台へ上る階段ではなくではなく、海へ下る階段があるんですね。

まさかムイガーが井戸だとは思いませんでした。

でもガーですからね。

気付きませんでした。

ムイガー駐車場に車を停めて階段を下ります。新しく整備されていてとても綺麗。
ムイガームイガー。ここから水が海に流れ出ています。
ムイガー途中で遭遇したキシノウエトカゲ。デブですね(笑)。
ムイガー崖の上にはムイガーの展望台があります。

まとめ

宮古島のダムカードは合計で4枚。

公式サイトの説明は分かり辛いので参考にして頂ければと思います。

せっかくなので4枚全てゲットしてくださいね。

そしてダム好きであれば、地下ダム資料館は楽しめるでしょう。

特に地下ダムの建設方法は見応えあります。

さらに宮古島の水の歴史にも興味が湧くと思います。

僕は時間の関係から2箇所の井戸しか回れませんでしたが、主要な場所は回ってみたかったです。

観光地としてハデな宮古島ですし、現在は超絶バブルの宮古島ですが、ここまで来るのにこれほどの苦労があったのかと色々と考えさせられました。

というわけで、僕の沖縄のダムカードは宮古島全4枚、以前ゲットした石垣島全4枚。

合計8枚になりました。

難易度の高い離島のダムカードを全てゲットできたのが嬉しい。

秋は沖縄本島にも行く予定なので、またこっそりダムカードを集めたいと思います。

ダムカードこれが宮古島の全ダムカード!

撮影機材

Nikon Z7
Nikon Z6
NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S
AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR

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