僕のNikon Z7を修理に出しました。
しかし、ニコンの修理工場の検証結果は、原因をこちらの環境のせいにするというお粗末な内容でした。
それも超初歩的なミス。
普通に考えれば分かると思うのに・・・。
まあミスは仕方ないとしても、その後の対応も酷かった・・・。
今回はそんなニコンとのやり取りです。
Z7の故障?
基本的に動画はあまり撮らないのですが、一度やってみようとNikon Z7で動画撮影開始。
しかし外部マイク端子に差したマイクの音を認識してないような気がする。
どうもおかしいので、マイクではなくライン入力を試してみたけど内蔵マイクが反応するだけ。
何をやってもZ7の内蔵マイクでしか録音できない状況。
これは外部音声入力端子が完全に死んでます。
Z7の外部音声入力端子を使ったのは初めてなんだけど・・・。
なお、この外部マイクをZ6で使用してみると正常に録音できました。
ニコンピックアップサービス
このままでは外部マイクを使った録画ができないので、ピックアップサービスを使って修理に出しました。
ニコンピックアップサービスとは、修理品の梱包用資材を届けてもらい、それに修理品を入れて返送するサービス。
料金は往復の送料で1,870円。
今のニコンは修理代がかからない保証期間内でも送料だけはかかります。
12/23に修理工場へ到着した模様。
メールで送られてきた見積もりは保証期間内なので修理代無料、ピックアップサービス代のみ1,870円でした。
なお、修理完了予定日は1/10とのこと。
原因はこちらのせい?
しばらく経った12/28の13時頃、修理に出していたNikon Z7が戻ってきました。
予定よりもかなり早い。
年内に修理が終わるように頑張ってくれたんだと思い、さっそく試してみるも・・・。
驚くことに直っていない。
納品書を見ると原因はこちらの外部マイクだという記載。

恐らくニコン修理担当者は、Z7に点検用マイクを差し込み録音レベルが動いていることを確認。
音声認識してるじゃん、これは顧客のマイクが壊れてたんだな、という感じでしょう。
そりゃ音声レベルは動きますよ。
だって、外部入力の音が反応してるんではなくZ7の内蔵マイクが反応してるんだから。
こんなことも分からないのか・・・。
ミスは仕方がないと思います。
誰にでもミスはあるから。
しかし、それをこちらのせいにするのはちょっといただけない。
再修理
再修理が必要なので、再度ピックアップサービスへ申込まなければなりません。
まずは状況を説明しようとコールセンターへ電話するも繋がらず。
ネットで年末年始の営業状況を見ると最短の集配は1/7。
集配までにも10日待たなければならない。
それから修理となると1ヶ月以上はかかってしまう。
この時点で、すでに12/28の14:30頃。
さらに12/28はニコンプラザ新宿の年内最終営業日。
コールセンターに繋がるのを待っていたら間に合わないので、直接Z7を持ち込むことにしました。
ニコンの不手際だけど急いでニコンプラザ新宿へ行きました。
ニコンプラザ新宿の対応
12/28の17時頃、なんとかニコンプラザ新宿に到着。
さっそく修理受付窓口で状況を説明。
恐らく説明だけでは同じことが起こると思い、iPhoneとオーディオケーブル、Z7とZ6の2台を持っていき、壊れたZ7と正常なZ6の2台を使ってわざわざライン録音を実演。
そして、以下を伝えました。
・点検用外部マイクで点検した際、外部マイクの音声ではなく内蔵マイクの音声を認識したと思われる。
・それにもかかわらず、原因はこちらの外部マイクであると言われている。
・ニコンの点検でも漏れるということは、この個体がそもそも初期不良だったのでは?
・修理の際に送料がかかっているし、今回ニコンプラザ新宿へ来るために交通費も時間もかかっている。
一通り説明が終わると最初の担当の方がバックヤードへ。
しばらくすると上長が対応させて頂くとのこと。
この時の僕は全然怒ってないです。
状況を丁寧に伝えています。
で、ニコンプラザの責任者が対応してくださって、
・お客様の仰る通りの修理内容だと思われる。
・完全に修理工場のミスである。
・大変申し訳無い。こんな不手際はお恥ずかしい限り。
・Z7の修理は最速でやらせて頂く。
・ただ、年末年始を挟むのでどうしても時間がかかってしまう。
と、仰って頂きました。
年末年始を挟んで時間がかかることは当たり前だし、それに代替機も貸してくださったのでなんとかなる。
ただ「修理が終わったらもう一度ニコンプラザ新宿へ来て頂き、直っているか一緒に確認して頂きたい」とのことでした。
修理が完了したら配送してくれた方が楽なんだけど・・・。
交通費とかどうなるんだろう?と思ったけど、責任者の方の発言だし、なんとかなるかとニコン側に歩み寄って承諾。
そして対応して頂いたお礼を丁重に伝えニコンプラザから帰宅。

修理完了も・・・
それから3週間弱の1/17。
修理が完了したのでZ7を取りにニコンプラザ新宿へ行ってきました。
受付の番号札を取って30分ほど待つ(これは当たり前ですが)。
呼ばれたので事情を説明すると前回対応してくれた責任者は休みとのこと。
仕方がないので今回の担当にいきさつをゼロから丁寧に説明すると、バックヤードから僕のZ7を持ってきてくれました。
が、謝罪の言葉などは一切なく、そのままZ7を引き渡して対応終了。
なぜ再修理をしたのか説明も全くなし。
初期不良なのかどうかも分らない。
いやいやいや、それはおかしいでしょう。
「修理ができてるか一緒に確認させてくれというから来たんですけど?」と伝えると、バックヤードから確認用の外部マイクを持ってきた。
「いや、それだと前回の工場と一緒で、ライン入力ができてるか分からないと思うんですが?」と伝えるも驚きの返答。
担当者は「確認用のマイクはこれしかない。でも修理の内容を見ると基板を替えてるから直ってるはずです」だって。
え?うそでしょ?何この対応。
「じゃあ、なんのためにここへ来たんですか?一緒に確認したいというからわざわざ来たんですよ。交通費と時間かかってるんですよ。確認できないんだったら来た意味がない。直接自宅に送ってくれれば済む話じゃないですか?」と言ったけど全く無駄。
基板を替えたの一点張り。
話が全く噛み合ってない。
そして担当者はこれ以上何も話すことはないといった態度で無言になってしまった。
ちょっと信じられない。
顧客対応中に普通無言になる?
僕は別に声を荒げたわけでもないし強くも言ってない。
当たり前のことを普通に言っただけなのに。
ありえない。本当にありえない。
元々の機材不良(?)、ニコンの修理ミス、さらにニコン側からの依頼で時間と費用をかけて新宿まで来たのに。
こんなの納得できるわけがない。
もちろん怒ったり怒鳴るようなことは一切してないです。
こういう時は事実を冷静に伝えるのがベストですから。
ただ、ここで何を言っても無駄なのも分かっている。
担当もこちらの話を聞く気はないし無言になっちゃったし、だからといって受付で声を荒げても逆にクレーマーみたいに扱われるのもムカつくので、諦めてニコンプラザから帰ってきました。
何のために無理やり時間を作って新宿まで行ったのか。
そういえば謝罪の言葉すらなかったなぁ。
なんだか虚しかったなぁ。
ぼったくりバーでぼったくられたような感覚でトボトボ歩いて帰りました。
帰宅後、Z7を確認。
故障箇所は直ってました・・・。
まとめ
長年ニコンのカメラを使ってきて、カメラとレンズでうん百万円と使ってきました。
別にそれは自分が好きだったからいいんです。
旅の相棒としてニコンのカメラと様々な所へ行きましたし、フォトグラファーとして仕事の依頼も頂けるようになりました。
ニコンのカメラが本当に好きです。
退任したミスターニコン、フェロー後藤氏の講演会とかも行きましたし。
しかし、今回の対応には納得いかないのが正直な気持ち。
たかだか数時間と交通費ではありますが、なぜニコンのミスに僕がお金を負担しなければならないのか。
あ、今気付いたけど、信頼してた人に裏切られた気持ちってこんな感じなんですかね。
まあ僕に何かができるわけでもないですし、できるとしたらニコンをやめてマウント変更するくらい。
でもFマウントからZマウントへ移行したばかりで相当お金も使ってる。
ここから他社へ移行するのは金銭的にもう無理。
さらにニコン機の操作に慣れてますから、今さらニコン以外を使うなんて辛いだけ・・・。
それでも今回の対応は納得できず、新宿からの帰り道、他社に移行しようかと本気で考えてました。
それにしても、僕はこういう不具合系や残念な対応に遭遇する率が非常に高い。
発売直後に購入したZ6もまさかの初期不良でヨドバシの対応が最悪だったけど、今回のニコンはそれ以上に酷いものでした。
まさかZ6もZ7も初期不良だとは思いませんでした・・・。
しかし、機械だから不具合や故障は仕方ないんですよ。
そのあとが問題。
普通に対応してくれればそれでいいのに。
対応で印象は大きく変わるもの。
信頼をなくすなんて一瞬ですね。
とりあえず、今はソニーのサイト見てます(笑)。
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