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Nikon Z6 レビュー2 〜高尾山で試写してみた〜

投稿日:2018/12/02 更新日:

高尾山

僕はカメラやレンズを購入すると羽田空港で試写をします。

しかし今回はちょうど紅葉の時期ということもあり、購入したばかりのNikon Z6の試写会場として高尾山をチョイスしました。

高尾山の紅葉は11月中旬から12月上旬まで。

夏の高尾山には行ったことがありますが紅葉時期は初めて。

高尾山は紅葉シーズンの土日に行くと、尋常ではないほど大混雑しているらしいので平日に行ってきました。

使用レンズ

持って行ったのはZ6とレンズ2本。

Z6
NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR

今回の主役であるZマウントレンズのNIKKOR Z 24-70mm f/4 Sと、僕のメインレンズの1つでもあるAF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR。

写真はJpeg撮って出し。

普段はLightroomでRAW現像をしてます。

現在LightroomがZ6に未対応なので、RAWとJpeg同時記録にしておき、対応したら今回のRAWを現像しようと思ってます。

秋の高尾山

電車に揺られ高尾山口駅に到着。

平日の午後、しかも山に登るには遅い15時過ぎにも関わらず予想以上に混雑してました。

夏に行った時は全然人がいなかったのに。

紅葉のハイシーズンとはいえ、平日の遅い時間でこれほどとは。

さすが年間登山者300万人を誇る高尾山。

恐るべしですね。

高尾山駅の前の紅葉。この解像度、NIKKOR Z 24-70mm f/4 Sは素晴らしいですね。

ケーブルカーで山頂へ

ケーブルカーを使っても山頂までは30分くらい歩きます。

舗装された道路と階段を登るだけですが、これが結構疲れます。

しかし、首から下げたZ6 + NIKKOR Z 24-70mm f/4 Sは邪魔にも苦にならず、気軽に撮影しながら歩けました。

これがD850だったら辛かったと思います。

本当に軽いって素晴らしいですね。

ずっとその軽さに感動してました。

今回は撮影がメインなのでケーブルカーに乗りました。
高尾山逆光を撮ってみる。いいですね。
高尾山紅葉と巨大杉。
高尾山団子食べたかった。ボケも滑らかです。
高尾山山に響く法螺貝の音。

山頂到着

16時頃に山頂到着。

朝から何も食べてなかったので、山頂に着いたら何か食べよう。

と、その気持ちで歩いてましたが、ほとんどの店が閉店準備。

心が折れそうになりました。

16時だから仕方がないと諦めかけたら、1店舗だけ営業していたので休憩がてら食事。

山菜たぬきそば 900円。疲れた体には麺つゆが沁みて、全部飲み干すほど美味しかった。

食事を済ませると日没の時間。

辺りは段々暗くなってきました。

カメラにとっては辛くなる時間ですが、高感度を試すにはいい条件です。

高尾山雲が多く夕焼けは厳しい。
高尾山見事な紅葉。恐らくピークでしょうね。
高尾山EVFを見ながら画像を拡大できるので、ピント確認が容易です。
高尾山茂みにいたネコ。かなり暗かったけど、しっかりピントは合いました。
高尾山雲が厚くこれ以上の夕焼けは無理でした・・・。

FTZ使用

NIKKOR Z 24-70mm f/4 Sの写りに感動していて、すっかり忘れていたFTZとAF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR。

レンズ交換してFTZとAF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VRのセットを試してみました。

Z6天気は悪かったので富士山の頂上は見えず。DXモードで撮影。
かなり暗くなってますが手持ちでも余裕です。AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VRは流石ですね。f/2.8・ISO 3200・1/30秒。

夜の撮影

17時前には完全に真っ暗。山頂の撮影は終了。

早く戻らないと薬王院に入る道が閉まりますし、ケーブルカーの最終にも間に合わなくなります。

ここでまたレンズをNIKKOR Z 24-70mm f/4 Sに戻しました。

舗装された1号路とはいえ、真っ暗な夜道で重いAF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VRを持つのは危険ですからね。

高尾山ライトに照らされた紅葉。
高尾山手持ちで夜景撮影。シャッタースピードは1秒。Z6のカメラ内センサーシフト式VRは本当に強力。
高尾山ケーブルカーの質感が素晴らしいです。

Z6の高感度性能

Z6の高感度を試してみました。

高尾山暗闇の中の天狗像。f/4・ISO 12800・1/8秒。

この天狗像は肉眼で見えないほどの暗さでしたでしたが、プレビューを見てビックリ。

Z6の高感度性能は相当凄いと思います。

そして、もっと驚いたのが完全に真っ暗な中で撮った紅葉。

ノイズは乗ってますけど、ブログやSNSに載せる程度ならISO 12800は全く問題ないと思います。

f/4・ISO 12800・1/10秒。驚愕の写り。
高尾山夜の撮影も楽しくなりますね。

Z6レビュー

まだ多くの機能や様々な状況での撮影は試してないですが、ざっとZ6を使ってみたレビューです。

重量

何といっても軽さ。

最高です。

この軽さに慣れてしまうとD850には戻れなくなりそうな予感がします。

左右の手首が腱鞘炎の僕にとって、この軽さは本当にありがたいです。

EVF

ミラーレスの最大の特徴とも言えるEVFは相当綺麗です。

遅延等も感じません。

現時点でミラーレスカメラのEVFとしてはNo.1でしょう。

このEVFの性能の高さは僕がZ6を購入した理由の1つです。

もしZシリーズのEVFが他社レベルだったら購入してなかったと思います。

撮影時にEVFを見ながら画像を拡大できるので、ピント合わせが容易です。

MF撮影も楽しくなりそうです。

また、露出・ISO・シャッタースピード等の明るさがリアルタイムで反映しますし、撮影した写真の再生もEVFでそのまま確認できるので撮影が捗ります。

OVFのように背面液晶で確認する必要がないのは凄く便利ですね。

EVFに被写界深度が反映しないのは残念な点です。

高速連続撮影

AF/AE追従は約5.5コマ/秒。

これはちょっと厳しいですね。

以前使用していたNikon Dfが確か同じくらいでしたが、西表島でDfを使った生き物撮影は正直辛かったです。

まあでもAF追従のみになれば12コマ/秒(12ビット)、9コマ/秒(14ビット)なので何とかなるかなと。

AF & AF領域

暗くてもAFは問題なかったです。

また画面のほぼ全域をカバーする273点のフォーカスポイントのおかげで、撮影がかなり楽になりました。

画面の端でもピントが合うって本当に便利です。

高感度性能 & カメラ内センサーシフト式VR

申し分なし。

その性能に驚きました。

バッテリー

300枚ほど撮影して、さらに各種設定やWi-Fi接続なんかも試しても残量は2/5くらいでした。

予想以上ですね。

軽い撮影ならバッテリー1つで1日持つと思います。

もちろん、予備のバッテリーは絶対に持っていた方がいいですけど。

また、電源を入れっぱなしにしていても、バッテリー保護のためにスリープモードに入ります。

スリープモードからの立ち上がりには少し時間がかかるので、咄嗟の撮影は厳しいかもしれません。

NIKKOR Z 24-70mm f/4 S

何より驚いたのがキットレンズのNIKKOR Z 24-70mm f/4 Sの素晴らしさ。

解像度も相当高いですし、何よりコンパクト。

歩きながらでも撮影しても負担にならない重さでした。

なお、撮影開始時のズームレンズロック解除は面倒です。

沈胴式だから仕方がないとは思いますが。

まとめ

欠点もないことはないですけど、僕的にはZ6を購入してよかったです。

とにかく軽くて本当に楽です。

メインで使ってるD850は本当に素晴らしいカメラですが、そちらもZ7に乗り換えたいくらいです。

Z7とZ6の2台体制にしたら相当楽だろうなと思います。

まあレンズがないので今は移行できませんけど。

Zシリーズの最大の問題点はレンズの少なさ。

こればかりは待つしかない。

重量的にZ6でFTZは使用せずZマウントレンズを使用したいので、しばらくはZ6 + NIKKOR Z 24-70mm f/4 Sで頑張ります。

まだ発売されたばかりのZシリーズではありますが、近い将来ZシリーズやZマウントに完全移行したくなりました。

来年発売予定の24-70 f2.8と70-200 f2.8が楽しみです。

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