先日、1泊2日で南房総を回ってきました。
運良く晴れてくれまして満点の星空に大感動。
本当に雲1つない快晴に恵まれおかげで、完璧な天の川を撮影できました。
そこで今回は星空の撮影方法も含めて南房総から見る天の川を紹介したいと思います。
南房総恐るべしです。
南房総で見る天の川
まず撮影したのが宿泊した館山のホテル オーベルジュ オーパヴィラージュの目の前で撮影。
ホテルからの光はあったものの、南房総自体光害がないので月が出てなければ夜空は暗いです。
肉眼でも天の川が見えます。
星空撮影にとって光の強い月は敵なんですが、この日は月の出が23:30頃と遅い時間。
なので、ホテルから歩いてみたら漁港を発見したので撮影。
見ての通り普通の漁港でも見事な天の川。
絵になりますね。
なお、あとから調べたらここは布良漁港という漁港でした。
星空撮影に必要なもの
さて、ここからは撮影の話。
まず綺麗に星空を撮影するためには、それなりに機材が必要になってきます。
できればレンズ交換式のカメラ、一眼レフやミラーレスがあるとベスト。
レンズ一体型でもマニュアルで撮影できるものであれば大丈夫です。
最近のスマホでもなかなか良い写真は撮れますが、天の川を撮るにはちょっと厳しいです。
カメラ
レンズ
三脚
レリーズ
ソフトフィルター
星見表
赤道儀(僕は持ってません)
カメラ・レンズ・三脚は必須です。
これがないと始まりません。
レリーズもできれば欲しいですね。
三脚にセットしてるとはいえ、直接シャッターを押すとブレるので注意です。
もしレリーズがない場合はアプリのリモコンであったり、セルフタイマーで撮るといいでしょう。
ソフトフィルターは星を大きく写してくれます。
なくても満点の星空は撮影できますが、ソフトフィルターがあればより一層星を強調できます。
星見表に関して僕は星座表というアプリを使ってます。
これを星空に向けると、どこに何の星があるのか簡単に分かるスグレモノ。
基本無料のアプリですが、とても素晴らしいので頑張ってほしい意味も含めて課金してます。
そして赤道儀。
望遠レンズを使ったり本格的に撮影するなら赤道儀は必要ですが、なくても全然大丈夫です。
僕は持ってません。
そのうち買いたいと思って早数年経ってます・・・。
使用機材
僕が今回使用した機材です。
NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S
僕は一応Nikon Z7とZ6を両方持ってますが、星空を撮るなら高画素機のZ7をチョイスします。
ただ、高感度に強いZ6でも充分戦力になります。
レンズは星空撮影なら明るい単焦点がベスト。
しかしズームレンズでもいわゆる大三元クラスのf/2.8でも全く問題ないでしょう。
最近の高感度に強い高性能なカメラだとf/4でもいけますしね。
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簡単な星空撮影の方法
星空撮影はとても簡単です。
星見表で目的の星を探して三脚にカメラをセット。
カメラの撮影モードはマニュアル、ピントもマニュアルにします。
そして、ピントを合わせます。
夜空の中で1番明るい星にレンズを向け、液晶ディスプレイで拡大表示させピントを微調整。
ここでしっかりとピントを合わせないと、撮影した写真が全てピンボケという最悪の事態になるので慎重にしっかり合わせます。
EVFであるZシリーズだとファインダーでも拡大表示できますが、星空撮影では液晶ディスプレイを見た方がやりやすいと思います。
次にカメラの設定。
僕はf/2.8のレンズを使用したので、f/2.8 SS20秒 ISO3200に設定。
最後にレリーズでシャッターを切るだけ。
簡単ですね。
あとは飛行機が横切らないのを祈るだけ。
千葉だと夜でも飛行機が飛んでます。
撮影した写真を見ながら設定を微調整しますが、f/2.8のレンズであればSS20秒 ISO3200で問題ないでしょう。
ちなみに、以前使用していた24mm f/1.4のレンズだとISO3200は明るすぎたので、SS15秒 ISO1600くらいで撮ってました。
あと、僕は各種補正系の機能を全てオフにしRAWで撮影してます。
ホワイトバランスはオートだったり蛍光灯にしたり、その時の気分です。
RAWであれば後からいくらでも変更できますので。
微速度撮影や比較明合成で大量に撮影する場合はJPEGで撮りますが、その時はホワイトバランスを蛍光灯に固定します。
蛍光灯にすると夜空が青みががるので僕は好きです。
ソフトフィルター
星空撮影をする時にソフトフィルターがあると大きく輝く星が撮影できます。
僕が使用しているソフトフィルターはKenko PRO1D プロソフトン [A]。定番中の定番ですね。
このソフトフィルターを使うとどうなるか比較してみました。
左がフィルターなし、右がフィルターあり。
全然違いますね。
フィルターを使うと星が大きく撮れます。
ただ景色と一緒に撮る星景写真だと景色の部分が滲んでしまうのでケースバイケースといったとこでしょう。
星空だけにフィルターをかけるといった方法もありますが、まあそこまでしなくてもいいかなと思います。
フィルターに関しては、星空専用のKenko スターリーナイトも気になるので今度使ってみようと思います。
まとめ
これまで天の川は沖縄の離島で撮影してましたが、南房総でもほぼ同じレベルで撮影できるとは思わなかったです。
まさか東京から近い千葉で、ここまでの天の川が見られるとは。
肉眼でも充分見えます。
驚きました。
南房総は関東最強の星空撮影スポットですね。
今回はノープランで撮影しましたが、次回はしっかり調べて行きたいと思います。
野島埼灯台にある白いベンチ越しの天の川も有名ですしね。
もうちょっと涼しくなったら車中泊しながら撮影なんかもいいかも。
南房総は夢が広がりますね。
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