茨城県にある御前山ハイキングコースへ行ってきました。
ここは初心者でも安心、それでいて歩き応えは充分。
山や自然を満喫できる本格的ハイキングコースです。
詳しくレポートします。
御前山
御前山というと奥多摩にある標高1,405mの山が有名かと思います。
同名の山はたくさんありまして、今回僕が行ったのは茨城県東茨城郡城里町にある御前山。
標高が156mの低山です。
ここに御前山ハイキングコースがあり、自然を楽しみながら御前山や周辺を歩くことがでます。
また、御前山は関東の嵐山とも言われるほどの美しい景色を誇ります。
御前山ハイキングコース
御前山ハイキングコースはルートが2つあります。
1つは短めの、御前山をぐるっと回る3.7kmコース(所要時間約1.5時間)。
もう1つは御前山と御前山青少年旅行村を大回りする10.2kmコース(所要時間約3.5時間)。
今回、僕が歩くのは10.2kmの長距離コース。
カメラ2台で撮影しながら歩くので、一応所要時間は多めに見て休憩無しで5時間前後。
休憩を入れて5時間半くらいの予定です。
登山アプリ
僕は登山アプリとしてやまやまGPSを使ってます。
性能的には悪くないものの、このアプリはバッテリーの消耗が異常なほど大きいのが困ったところ。
一応予備のモバイルバッテリーも持ち歩いてるのでバッテリーが切れても大丈夫ですが、トラッキングの最中にバッテリーが切れるのは困ります。
そこで今回はバッテリーの消費が少ないと噂の、登山アプリ人気ナンバー1のYAMAPを使用してみます。
さらに、せっかくなのでiPhoneでYAMAP、iPadでやまやまGPSを使用してトラッキングの比較も行います。
ハイキング前日にYAMAPで予め御前山のルートをダウンロード。
ハイキング中はYAMAPでルートを確認しながら歩きます。
これがYAMAPのルート。
道の駅かつら
御前山ハイキングコースの出発地点は道の駅かつら。
ここのふれあい広場駐車場に車を停めて出発です。
駐車料金は無料。
ちなみに、無料でオートキャンプもできるのが道の駅かつらの特徴です。
最近の道の駅は車中泊ですら禁止のところがあるのに、オートキャンプができるって凄いですね。
それも無料ですからね。
さあ、駐車場でハイキングの準備をして、いざ出発です。
出発から御前山頂上へ
道の駅かつらから歩いて約5分のところにある東登山口に到着。
時刻は9:00ちょうど。
ここから御前山ハイキングスタートです。
まずは御前山の頂上である鐘つき堂跡を目指します。
御前山頂上
登山口から30分で鐘つき堂跡に到着です。
ここまで急勾配が多くてちょっと大変でした。
正直途中で息上がってました。
登山口から頂上まで一気に登るという感じです。
あと、途中でハチ注意の看板もありました。
この時は2月だったのでハチの心配は一切ありませんが、確かにハチが巣をつくりそうな雰囲気が漂ってました。
青少年旅行村へ
鐘つき堂跡からハイキングコースへ戻ってきました。
改めて青少年旅行村を目指します。
ここからは稜線を歩くことになります。
アップダウンはあるものの比較的緩やかな道が続くので、とても気持ちがいいです。
野鳥
山の中で野鳥を撮りたくてカメラを2台持ってきました。
機材はこちら。
・Nikon Z6 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S
いつでも撮影できるように、鳥用のZ7は速写ストラップ、風景用のZ6はキャプチャーV3に装着してます。
歩いていると鳥の声がたくさん聞こえます。
それもそのはず、ここら辺は鳥獣保護区、それも特別保護区です。
周りからは小鳥たちの鳴き声、超上空からはピーヒョロロロロとトビの鳴き声、そしてコッコッコッと木を突くキツツキの音。
しかし、姿は見えない。
それでもなんとか撮影した野鳥たち。
でも200mmじゃ足りないですね。
望遠なのに超軽量レンズAF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VRを手に入れたい今日この頃です。
分岐?
特に道に迷うこともなく歩いてきましたが、1箇所だけ二手に分かれる道がありました。
青少年旅行村まで2.1kmの地点です。
どちらに進んでいいかよく分からない。
でも、どちらにも標識が出ていて青少年旅行村と書いてある。
地図を見ても分岐のルートは載ってない。
階段があるということは人の手が入った証拠!と左側へ進んでみました。
展望台へ
山の中で分岐点とかドキッとしますよね。
引き続き歩きます。
この時点で登山口から2時間半。
時刻は11:30。
そろそろお腹が減ってきました。
もう少し歩くと展望台があるので、そこで昼食にします。
昼食
展望台の到着時刻は12:15、登山口から3時間15分経過。
しばらく景色を楽しみ昼食です。
といっても、内容はコンビニで買ったオニギリとパン。
それでも苦労して歩いた山中で食べる食事は最高に美味しいです。
ただ、次回からは料理をしようと思います。
青少年旅行村
40分ほど休憩して出発。
展望台から5分ほどで青少年旅行村に到着。
青少年旅行村でトイレに立ち寄ります。
御前山ハイキングコースのトイレはここ1箇所だけですのでご注意を。
ゴールへ
青少年旅行村ではトイレに寄るだけで、特に休憩せずそのまま通過。
まだ御前山ハイキングコースの半分ですからね。
ただ、これで山岳コースは終了。
ここからは舗装された道路をひたすら歩くだけです。
道の駅かつらのけんちんそば
道の駅かつらに到着したのが14:15。
登山口から5時間15分でゴールでした。
公式の所要時間が3.5時間なのでかなりオーバーしてますが、途中で写真を撮りまくってましたし、40分間の休憩もしてますからね。
5時間半はかかると予想してましたから予定通りです。
ゴールのご褒美として、道の駅かつらの人気ナンバー1メニューけんちんそばを食べたいと思います。
登山アプリ比較結果
使用した登山アプリ、YAMAPとやまやまGPSの比較結果は別のページにまとめました。
こちらをご確認ください。
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感想
10.2kmの御前山ハイキングコースは歩き応えがありました。
ハイキングから2〜3日の間はずっとふくらはぎの筋肉痛が酷かったです。
要所要所にある急階段がキツかったですね。
野鳥撮影に関しては、異常に警戒心が高い鳥ばかりで撮影は難しかったです。
でも、野鳥自体はたくさんいるのでチャンスはあります。
時間との勝負なのであまり長居はできませんが、じっくり待って撮影すれば何種類かは撮影できると思います。
望遠がレンズがあれば効率よく楽に撮影できるでしょう。
まあ望遠レンズを持って10kmの道のりを歩くのは苦行ですが・・・。
そして虫問題。
冬の間は問題ないですが、暖かくなると虫がヤバそうです。
特にやっかいなスズメバチやアシナガバチは絶対に出ますね。
あとイノシシには気を付けてください。
イノシシが掘り起こした跡や糞がかなりありました。
クマはどうなんでしょう。
いてもおかしくない雰囲気ではありました。
これらを総合的に考えると、御前山ハイキングコースを歩くのは冬が一番快適でしょう。
あと今回は季節的なことと平日だったこともあり、山の中では1度たりとも誰かとすれ違うことはありませんでした。
そうそう、道の駅かつらのけんちんそばを食べるなら早めに戻ってくださいね。
まとめ
振り返ると大変だったけど、それでもまた歩きたいと思う魅力あるコースでした。
とても楽しかったです。
なお、コース後半は平地の舗装道路を歩くだけなので、山の中を歩きたい場合は青少年旅行村から折り返してもいいかもしれません。
もし僕がまた御前山ハイキングコースを歩くのであれば以下のルートにします。
道の駅かつら → 東登山口 → 鐘つき堂跡 → 展望台 → 青少年旅行村(トイレ) → 折返し → 西登山口 → 道の駅かつら
これだとほぼずっと山の中を歩けます。
さらに、最後は西登山口のルートに変わるので景色も楽しめると思います。
距離的には恐らく12km前後になると思われます。
御前山ハイキングコース、オススメです!
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